
1年に何度も海外旅行をする方におすすめのカードがアメックスカード。
海外保険や、手荷物を空港まで無料で配送してくれるサービスなど手厚いサービスが付帯していますが、それ以上に魅力的な特典が、プライオリティパスが特典として付いている点。
そこで今回は、アメックスカードを発行した際に特典として付いてくるプライオリティパスとは何なのか?同伴者も利用できるのか?具体的に使い方についてまで、みなさんが疑問に思っていることを一つ一つ分かりやすく解説していきたいと思います。
目次
アメックスカードに付帯されるプライオリティパスとは?
まず、プラオリティパスの簡単な知識を確認しておきましょう。
プライオリティパスとは、世界1,300箇所以上の空港にあるVIPラウンジを利用できるサービスのことです。
プライオリティパスを使って入室できるラウンジ内は、アルコールや軽食、シャワーなどの設備が整っており、飛行機の搭乗開始時刻までくつろげるラウンジとなっています。また、LCCを利用する場合でもプライオリティパスのラウンジに入室できるのは嬉しいポイント!
アメックスカードには、特典としてプライオリティパスが付帯されているのですが、実はプライオリティパスには会員のランクによってラウンジの使い方が異なるので、アメックスカードを発行される方は事前に確認されることをおすすめします。
以下の表をご覧ください。こちらは、プライオリティパスの会員のランクごとのサービスの違いについてまとめています。
ランク | 年会費 | 本会員の利用料金 | 同伴者の利用料金 |
スタンダード | 99ドル (約10,800円) |
27ドル (約3,000円) |
27ドル |
スタンダード (アメックスゴールド限定) |
99ドル (約10,800円) |
年間2回まで無料 それ以降は27ドル |
27ドル |
スタンダードプラス | 249ドル (約27,000円) |
年間10回まで無料 それ以降は27ドル |
27ドル |
プレステージ | 399ドル (約43,000円) |
年間何度利用しても無料 | 27ドル |
アメックスグリーンカードを所有していると、スタンダードカード会員に無料でなれます。ただし、ラウンジを利用するには、本会員、同伴者共に27ドルを支払わなくてはなりません。
一方で、アメックスゴールドカードを発行していると、グリーンカード同様に無料でスタンダード会員になることができ、さらに、年間2回まで無料でラウンジを利用できます。同伴者の方は家族カードを発行していれば無料で利用することができます。(一部のラウンジでは同伴者も無料で入室できるラウンジもあります。)
アメックスゴールドの場合、1枚目の家族カードは無料になるので、本会員+同伴者は無料でプライオリティパスのラウンジを利用できるということになります。
そして、アメックスの最高峰のカードである、プラチナカード、センチュリオンカードを発行していると、プレステージ会員になることができ、年間無制限でラウンジに入室することができます。
アメックスグリーンカード、ゴールドカードの特徴を詳しく!
アメックスグリーンカードの特徴を詳しく
申し込み資格 | 20才以上(学生を除く)の安定した収入のある方 |
年会費 | 13,200円(税込) |
旅行傷害補償 | 最高5,000万円 |
特徴 | ・貯まったポイントは世界中のエアラインのマイルと交換が可能 ・プライオリティパスの付帯 ・国内外の全29の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用可能 |
アメックスゴールドカードの特徴を詳しく

申し込み資格 | 20才以上(学生を除く)の安定した収入のある方 |
年会費 | 31,900円(税込) |
旅行傷害補償 | 最高5,000万円 |
特徴 | ・貯まったポイントは世界中のエアラインのマイルと交換が可能 ・プライオリティパスが年間2回まで無料 ・国内外のレストランのコース料理を2名で注文すると1名様分が無料になる「ゴールドダイニング日和」 |
また、私自身がアメックスゴールドカードを1年間利用してみて感じたメリット、デメリットについて詳しくご紹介しています。気になる方は以下の記事を参考にされてみてください。
アメックスカードを発行しただけでは、プライオリティパスは使えない?
実は、アメックスカードを発行しただけでは、プライオリティパスを使うことはできません。
プライオリティパスの利用を開始したい場合は、アメックスのカードデスクもしくは、アメックスのマイページよりプライオリティパスの発行を申請後、2週間~3週間後に自宅にカードが到着して、初めてカードを利用することができます。
もし、海外旅行でプライオリティパスを利用してみたいという方は、時間に余裕を持って発行申請の手続きを済ませましょう。また、海外旅行日まであまり時間の無い方は、カードデスクに直接問い合わせをし、急ぎの旨を伝えると、何か解決策を提案してもらえるかもしれません。
日本でプライオリティパスを利用できる空港はどこ?
プライオリティパスはもちろん日本の空港で利用することも可能です。
以下の表では、各主要空港の代表的なラウンジ・施設のみご紹介しています。その他のラウンジの有無について詳しい情報を知りたい方はこちらをご覧ください。
空港名 | ラウンジ・施設名 | 利用条件 |
成田国際空港 | KALビジネスラウンジ | カード保有者1名につき同伴者2名まで入室可能 |
関西国際空港 | KALビジネスラウンジ | カード保有者1名につき同伴者2名まで入室可能 |
関西国際空港 | ぼてじゅう | カード保有者は、ご請求金額から3,400円の割引を受けることが可能 |
中部国際空港 | スターアライアンスラウンジ | |
福岡国際空港 | KALビジネスラウンジ | カード保有者1名につき同伴者2名まで入室可能 |
羽田空港(国際線) | ANAラウンジ(※期間限定) | カード保有者1名につき同伴者2名まで入室可能 |
ここで、特筆すべき点は羽田国際空港で入室できるラウンジが無いという点です。
2021年12月現在、期間限定で羽田空港の国際線を利用されている方はプライオリティパスでANAラウンジに入室することが可能です。
また当サイトでは、羽田国際空港のラウンジを利用できるクレジットカードの情報もご紹介しているので気になる方はぜひ参考にされてみてください。
アメックスカードを発行したら、プライオリティパスの申請も忘れずに!
今回は、アメックスカードの特典として付帯されている、プライオリティパスについて詳しく解説してきました。
プライオリティパスには会員のランクに応じて利用条件が異なっていたかと思います。特にアメックスグリーンカードの付帯になっているスタンダード会員だと、プライオリティパスに入室するため、毎回27ドル支払う必要があるので少々ネックです。
もし、お金をかけてラウンジに入室したくない。という方は、アメックスゴールドもしくは、アメックスプラチナカードの発行をおすすめします。
ぜひ参考にしてみてくださいね!