
羽田空港国際線ターミナルにはANA LOUNGE(ANAラウンジ)が2つあります。
どちらも、サービスやフード、アルコールの種類はほぼ同じ。ただ、「混雑状況」が大きく異なります。
110番ゲート付近のANAラウンジはメインのラウンジということもあり、どの時間帯に訪問してもいつも大混雑。席を確保するのもやっと。シャワーの待ち時間なんて、1時間以上は当たり前。出発前にリラックスするためにラウンジを利用するはずが本末転倒になってしまいます。
ですが、114番ゲート付近のANAラウンジは混雑することがほぼ無く、出発時間まで快適に利用できるのでおすすめ。
今回は114番ゲート付近のANAラウンジを中心にANAラウンジをレビューしていきたいと思います。
もくじ
110番ゲートと114番ゲートのANAラウンジの違い
先ほども少し触れましたが、混雑度以外に2つのANAラウンジにほとんど違いはありません。
大きな違いを上げるとすれば、営業時間が異なります。以下の表をご覧ください。
110番ゲート | 114番ゲート |
5:00~ANA運航最終便出発まで 5:00以前のスターアライアンス便を利用される場合、オープン時より前に入室可能 | 6:30~13:30 / 20:00~25:00 |
110番ゲートの場合、実質24時間営業のラウンジとなっており、いつでも利用することができます。
一方で114番ゲートの場合、営業時間が限定されています。お昼〜夜にかけて利用することができません。これはかなり不便。
スターアライアンス便を利用する搭乗客がANAラウンジに一気に集中するわけですから、大混雑して当然です。
スターアライアンス系のラウンジorANAラウンジをもう1つ作るべきではないでしょうか?
羽田空港もラウンジの拡大に力を入れてほしいものです。
ちなみに、成田空港は2020年3月29日から3つ目のANAラウンジをオープンするようです。ラウンジの内観はANA THE Roomを監修した隈研吾氏が行なったそうです。
羽田空港国際線ANAラウンジへのアクセス方法
ラウンジへのアクセス方法は簡単。
出国審査後、左に進むと114番ゲート付近にANAラウンジ。右に進むと110番ゲート付近にANAラウンジがあります。
出発ゲートがどこか分からなくても、上の標識を辿っていけば迷子になることはありません。
114番ゲート付近に到着すると、「航空会社ラウンジ」という標識があります。中に進むと、各航空会社のラウンジがどこにあるか分かります。
ANAラウンジの場合4Fです。同フロアには、クレカラウンジのSKY LOUNGEもあります。
エスカレーターを昇り切ると、
右手にANAラウンジがあります。
【114番ゲート】ANAラウンジを訪問
さて、ラウンジの中に入っていきましょう。
左手がラウンジ、右手がシャワールームとなっています。シャワールームを利用されたい場合、受付にいるスタッフの方にお願いし、空きがあればそのまま利用することができます。
114番ゲートのラウンジの場合、どの時間に訪問もしても基本的に待つことなく利用することができますよ。
110番ゲートのANAラウンジより開放感があります。にもかかわらず、全然混雑していない。これなら出発時間までリラックスして過ごせます。
座席は一人掛けのソファー席が大半を占めます。窓側には仕事に集中できるデスクワークも完備。
おすすめは窓側の座席!離陸する飛行機や着陸する飛行機を眺めながら出発までのひとときを楽しむことができます。
続いて、ドリンクとフードを見ていきましょう。
ビールサーバーの銘柄はアサヒスーパードライと一番絞り
個人的にはプレモルを置いて欲しい。
ワインやリキュール類
タイミングがよければ、シャンパンもあり。今まで複数回ANAラウンジを訪問したことがありますが、シャンパンに出会ったのは今回が初めて。
P. Louis Martin Brut(ポール・ルイ・マルタン ブリュット)というシャンパンです。市場にはほとんど出回っていることはないそう。今回は時間が無く試飲しませんでしたが、レビューを見ると、マスカットのような香りで、泡強めだそうです。
コーヒーマシーン。ワンタッチでブラックコーヒーやラテを作ることができます。
様々な種類のティーパックがズラリ
サラダ類
クラッカーやチーズなど
数量限定のパン
ANAラウンジ名物のヌードルバー。
うどんやそば、ラーメンなどを注文できます。小腹が空いたときにぴったりの量で提供されるので、お腹が空いている人は様々なメニューを注文しても良いかも。
とろろわかめうどんを注文してみました。あっさりダシで食べやすく、食欲が湧いてくる味です。これはおいしい。
一年ほど前、ANAラウンジを訪問した際に食べた山菜うどんです。とてもおいしかったのですが、メニューから消えていました。個人的には山菜うどんがANAラウンジのメニューで一番おいしいと思っていただけに、メニューから消されていて残念。
一番人気のスパイシーチキンカレーも食べてみました。
スパイスの効いたガチのカレーというより、家庭的な風味で、どこかなつかしい味わい。老若男女誰でも食べやすいカレーです。
また、ANAラウンジではシェフサービスを実施しており、羽田空港114番ゲートのANAラウンジ限定で、毎朝9:00~10:30まで「だし茶漬け」の提供があります。
無添加のだし汁と、三重県産のあおさ海苔を使ったこだわりの一品。トッピングは、梅、明太子、鮭から選ぶことができます。
今回はタイミングがよく、お茶漬けを食べることができました。
鮭茶漬けをチョイス。
優しいダシで、海苔の風味も香り高く、上品なお茶漬け。食欲が無い方でもあっという間に完食できます。ANAラウンジのメニューの中で個人的に一番好きになりました。
午前便を利用される方は、早めに空港に到着してだし茶漬けを堪能してください。
ちなみに、成田空港の場合はシェフが目の前で「握り鮨」を提供しています。以前、成田空港のANAラウンジを訪問した際に利用してみましたが、期待するほどではなかった...
100円鮨のクオリティ。外国人受けは抜群でしょうけど、舌が肥えている日本人にとってはリピートなしのお味です。
成田空港のANAラウンジ訪問記も記事にまとめているので、気になる方は参考にしてみてください。
また、羽田空港国際線ターミナルのカードラウンジをまとめている記事もあります。年会費5,500円(税込)のクレジットカードの発行で利用できる、ビジネスクラスや航空会社の上級会員の方も利用するTIATラウンジについても詳しくまとめています。
シャワールームも利用してみた
せっかくなのでシャワールームも利用してみることにしました。
受付のスタッフの方にシャワールームの利用の旨を伝えるとカードキーをもらえます。シャワールームにはカードキーをタッチして入室します。便利ですね。
シャワールーム内はダークカラーを基調としていてシックでおしゃれ。
アメニティの種類も豊富。歯ブラシや髭剃りの用意もあります。また、雪肌精の化粧水や乳液の用意もあります。
ここまで、アメニティの種類が豊富なのは日本のラウンジぐらいでしょう。海外のラウンジのシャワールームなんて、逆にアメニティがあること自体珍しいですからね。
バスタオルやハンドタオルはビニール袋に入った状態
簡易的なスリッパの用意もあり
ドライヤーはダイソン社製のもの。使ってみたい方も多いのではないでしょうか?
使ってみて、髪の乾き度はやっぱり早いです。ですが、髪をセットするときにやや利用しづらい。ヘアサロンにあるような先の尖ったヘアドライヤーの方が使いやすい印象でした。
シャワーはヘッドタイプとレインタイプ、さらにマッサージ用のシャワー付き。マッサージ用のシャワーなんて、人生で一度も利用したことはありませんでしたが、使ってみるとハマってしまいます。自宅のシャワーにも搭載したい。
ちなみに、マッサージ付きのシャワーは110番ゲートには設置されてないです。
バスアメニティはポンプ式。ブランドはタイの有名ブランドTHANN。柑橘系のアロマの香りがするもので、匂いにクセは無く誰でも利用しやすいアメニティでした。シャンプーの泡立ちもよかったです。
さすが、日本のラウンジ。清潔感やアメニティは世界ナンバーワンといっても過言ではないでしょう。
羽田空港国際線のANAラウンジは114番ゲート付近のラウンジを訪問しよう
今回は、羽田空港国際線のANAラウンジの訪問記をお届けしてきました。
一言、114番ゲート付近のANAラウンジは快適すぎる!
110番ゲート付近のANAラウンジに比べて、混雑していないので、出発時刻までゆっくり過ごせるし、タイミングが良いと絶品のお茶漬けを食べることができるし、もう最高です。
ぜひ参考にしてみてくださいね!