
ANAマイルを使ってANAだけでなく他の航空会社の飛行機に搭乗してみたい!という方は多いのではないでしょうか?航空会社によって機内食やサービスもかなり違うので、いろいろな航空会社の飛行機に乗って海外出張や海外旅行を楽しみたいですよね!
ANAはスターアライアンスメンバー(航空会社のグループ)に加盟しており、同じスターアライアンスに所属している航空会社であればANAマイルを利用して特典航空券と交換することが可能です。
2018年現在スターアライアンスに加盟している航空会社はなんと28社存在します!
そこで今回、2018年の世界のベストエアライン「エアライン・オブ・ザ・イヤー2018」で世界1位を獲得したスターアラーアンスメンバーに所属しているシンガポール航空のANAマイルを使った発券方法や注意点などをご紹介していきます!
もくじ
ANAマイルでシンガポール航空の予約に必要なマイル数は?
ANAマイルを利用してシンガポール航空の航空券を交換するときに必要なマイル数を確認していきましょう!
例えば、日本⇆シンガポール路線で必要なマイル数は
エコノミークラス | 35,000マイル |
ビジネスクラス | 60,000マイル |
ファーストクラス | 10,5000マイル |
となっています。ここで注目して欲しいポイントは、提携会社(シンガポール航空)の特典航空券を発券する場合、シーズンによるマイル数の変動がないんです!一見、提携会社の特典航空券を発券する場合の方がマイル数を高めに設定しているように思いますが、
ANAの特典航空券を利用してハイシーズン(繁忙期)に日本⇆シンガポール路線を予約するとなると、
エコノミークラス | 38,000マイル |
プレミアムエコノミークラス | 54,000マイル |
ビジネスクラス | 63,000マイル |
ファーストクラス | 114,000マイル |
とこのようなマイル数になっています。すなわち、
年末の海外旅行やゴールデンウィークに海外旅行に行く際、ANAの特典航空券を発券するよりもお得に取ることが可能なんです!
実際にANAマイルを使ってシンガポール航空の航空券を予約する場合
ここでは、anaマイルを使ってシンガポール航空の特典航空券を発券する際の簡単なシュミレーションを行なっていきます!
エコノミークラスの場合
まずはエコノミークラスを見てみましょう!まず特典航空券を発券する場合、自分の予約したい日にちのシーズンの確認をします。
ANAのサイトを見てみると、4月8日~4月11日はローシーズン(L)に当てはまるので、シンガポール⇆日本のエコノミークラスANA往復特典航空券を発券する場合に必要なマイル数は、30000マイルです。
ちなみに、以下の表で示されているのが、日本⇆シンガポールのANAエコノミークラスの往復特典航空券を発券する際に必要なマイル数です。
シーズン | 必要マイル数 |
ローシーズン(L) | 30000マイル |
レギュラーシーズン(R) | 35000マイル |
ハイシーズン(H) | 38000マイル |
一方でシンガポール航空の特典航空券発券に必要なマイル数はオールシーズン35000マイルです。なので、ローシーズンにシンガポール航空の特典航空券を発券してしまうと、ANAの特典航空券よりも5000マイル多く支払わなければなりません。
しかし、ハイシーズンにシンガポール航空の航空券を35000マイルで発券することができれば、ANAの特典航空券で必要なマイル数は38000マイルなので3000マイルお得に発券することができます。
すなわち、エコノミークラスは時期によってANAの特典航空券がお得な場合と提携航空会社(シンガポール航空など)がお得な場合があるので注意してくださいね!
ビジネスクラスの場合
次にビジネスクラスを見てみましょう!上の図では日付は先ほどのエコノミークラスと変えていないので、シーズンはローシーズンです。ローシーズンで日本⇆シンガポールをANAビジネスクラスの往復特典航空券を発券するために必要なマイル数は55000マイルです。
一方で提携会社(シンガポール航空)の往復ビジネスクラス発券に必要なマイル数は63000マイルということがわかります。ANAで発券するよりも8000マイルも高いですね。
また、以下の表で示されているのが、日本⇆シンガポールのANAビジネスクラスの往復特典航空券を発券する際に必要なマイル数です。
シーズン | 必要マイル数 |
ローシーズン(L) | 55000マイル |
レギュラーシーズン(R) | 60000マイル |
ハイシーズン(H) | 63000マイル |
一方で提携航空会社(シンガポール航空)の日本⇆シンガポールのビジネスクラスの往復特典航空券に必要なマイル数はオールシーズン63000マイルです。
すなわち、ビジネスクラスを特典航空券で予約する場合は、ANAを利用した方が少ないマイル数で航空券を発券することができます。
どうしてもシンガポール航空を利用して旅行に行きたい!という方はハイシーズンに利用することをおすすめします!
【日本国内】ANAマイルでシンガポール航空の予約可能な都市
ここではANAマイルでシンガポール航空の発券可能な日本発着路線をご紹介していきます。
出発地 | 到着地 | 便名 | 飛行時間 |
福岡 | シンガポール | SQ655 | 6時間35分 |
東京(羽田) | シンガポール | SQ633 | 7時間25分 |
東京(成田) | シンガポール | SQ637 | 7時間35分 |
名古屋(中部) | シンガポール | SQ671 | 7時間15分 |
大阪 | シンガポール | SQ619 | 7時間5分 |
以下の表で表示されているものが主な日本の発着路線となっております。日本の主要都市のある空港には基本的にシンガポール航空が就航していることが分かると思います。
シンガポール航空は航空機材によって快適度が全く違う!
シンガポール航空は航空業界の中でも最も若い最新鋭の機材を揃えているエアラインです。
2018年には、ボーイング787-10を世界で初めて就航したエアラインでもあります。JALやANAではまだ就航していない機材が数多くあるので、飛行機ファンの方はもちろん、シンガポールへ旅行に行かれる方は間違いなく快適な空の旅を楽しむことができます!
ここではシンガポール航空の最新鋭の機材のシートをご紹介していきます!
DREAM LINER B787-10(ドリームライナー ボーイング787)
2018年からシンガポール航空の重要機材になったB787-10
日本では福岡、名古屋(中部)、大阪(関西)、東京(成田)と日本の主要国際空港のほとんどで就航している機材になります。
エコノミークラスは背もたれの形状を人間工学に基づいて作成していることや、フットレスト3段階調整、ヘッドレスト6段階調整と自分のベストな姿勢を保つことが可能なシート設計をしています。
また、座席にはUSBポートが付いているので飛行機に搭乗中はいつでも充電することが可能です。
ビジネスクラスのシートは完全フルフラットシートなのでシートを倒せば簡易的なベッドに生まれ変わります。
また76インチ(193cm)までシートが倒されるので圧迫感がなく、まるで高級ホテルのベッドで休んでいるかのような快適さですよ!
A380-800(エアバスA380)
全2階建ての飛行機で総座席数が約500席を誇る世界最大の旅客機です。日本の空港ではタイ航空のA380をよく見ます。
A380は2014年頃から就航をスタートさせたのでシートは最新機材と比べると若干古いですが、それでもゆとりある幅はエコノミークラスでも十分な空の旅を楽しむことができるような作りになっています。
A380のビジネスクラスのシートは最近大幅なモデルチェンジを行いました。
シートにはポルトローナ・フラウ社製のフルグレイン・レザーの手縫いシートを利用しています。もちろん従来の機材同様にシートを倒せばフルフラットのシートになります。
また、中央の列は中央にある仕切りを外すことでなんとダブルベットに変貌します。ビジネスクラスのシートは個室感が強いものが多く、夫婦やカップルでビジネスクラスを利用する場合、どうしても距離が離れてしまうという問題が出てきます。
しかし、シンガポール航空のビジネスクラスのシートはダブルベッドに変貌するので、飛行機の中でも安心して2人の時間を過ごすことができます。
B777-200,300(ボーイング777)
ボーイング777-200,300はシンガポール航空の中ではかなり古い機材になります。ANAマイルの特典航空券で予約することのできる機材の中心となっています。もし、正直あなたの乗る便がB777-200,300であればハズレの機材です。
B777-200,300のビジネスクラスのシートはフルフラットになりません。シンガポール航空のビジネスクラスのほとんどがシートを倒せばフルフラットシートになるのでかなりのマイナスポイントだと思います。
また、シンガポール航空の最新鋭のビジネスクラスの客室内の配列は1-2-1です。1-2-1だと左右の席が1席なのでプライベート間を保つことができるだけでなく、着替えやトイレなどで席を移動する際に、隣の人に気を使う必要もないので非常に便利な配列ですが、こちらのB777-200,300のビジネスクラスのシートの配列は2-2-2なので、隣の人に声をかけなければ移動することができません。
【注意点】ANAマイルでシンガポール航空の特典航空券を予約できない機材がある。
シンガポール航空は、先ほどもご紹介したように世界のエアライン会社の中でも特に最新鋭の機材を使用しています。
航空機材によってシートの作りにはかなり違いがあり、ビジネスクラスは特に顕著です。
同じANAマイル数を利用して特典航空券を発券するなら、なるべく最新鋭の機材に乗りたいですよね。
しかし、ANAの提携会社を利用した特典航空券の発券をする際の注意事項として、
A350やA380などの最新鋭の機材のビジネスクラスやファーストクラス・スイートクラスの特典航空券との発券ができないという内容が掲載されています。
ちょっとショックですよね。ANAマイルを利用してお得にビジネスクラスの航空券を発券したいんですけどね。
ですが、ごく稀にA380やA350といった最新鋭の機材を特典航空券を枠として解放する場合があります。私が目視したことがあるのは関西⇆シンガポール路線でA380のビジネスクラスがオープンになっていました。
どうしてもマイルを利用してA380やA350などの最新鋭の機材を利用してビジネスクラスやファーストクラスに搭乗してみたい!という方はぜひシンガポール航空のマイレージ会員であるクリスフライヤーでシンガポール航空のマイルを貯めてぜひ発券してみてください!
ANAマイルでシンガポール航空の航空券を予約してみよう!
今回はANAマイルを利用してシンガポール航空の航空券の発券方法について詳しくご紹介してきました。
時期によってANAと比べてお得に予約できる時期もあれば、大幅にマイルを損して予約してしまう時期もあるので事前にANAとシンガポール航空どちらで一番予約することがお得なのか調べてみることをおすすめします。
マイルの覇王のおすすめは、ハイシーズンにエコノミークラスの往復特典航空券を予約することです。ANAの航空券を予約するよりも3000マイルお得に発券することが可能です。
また、世界一位のエアラインとして現在人気急上昇中のシンガポール航空。保有している機材がほとんど最新鋭のものなので、いつもと一味違った空の旅を楽しむことができます。