
JALの株主優待券を利用して航空券を予約した経験はありますか?
使い方が難しいと思って敬遠しているのであればもったいないです!優待券を使いこなせるようになると、驚くほどお得に航空券を予約できます。
そこで今回は、JAL株主優待券の使い方からメリットやデメリット、JALとANAの株主優待券だったら結局どっちがお得なのか?といったところまで詳しく解説していきます。
優待券を利用したことのない初心者の方必見です!
もくじ
JAL株主優待券の基礎知識を確認しよう
株主優待券を利用することで、JAL、日本エアコミューター、日本トランスオーシャン、琉球エアコミューター各社の国内線通常料金の50%で航空券を予約することができます。
また、フジドリームエアラインズ(FDA)、天草エアライン(AMX)が運航するコードシェア便も株主優待券を利用することができます。
株主優待券を入手するためには、JALが発行している株式を所有していると半年に一回(3月末と9月末)所有している株式の総数に応じて株主優待券を優待特典として付与されます。
2019年5月28日現在、JALの株式は1株当たり、3,523円です。株主優待券を獲得するためには最低JALの株式を100株所有する必要があるので、約35万円分の株式を所有する必要があります。
そして、主に獲得できる株式優待券の総数は以下の表の通りです。
所有株式数 | 配当される株主優待券の枚数(半年分) |
100~299 | 1枚 |
300~499 | 2枚 |
500~699 | 3枚 |
700~899 | 4枚 |
900~1,099 | 5枚 |
1,100~99,999株 | 5枚+1,000株超過分500株ごとに1枚 |
100,000株 | 203枚+100,000株超過分1,000株ごとに1枚 |
補足として、株式を100株以上所有していると、JALパックツアーの商品が7%割引なるクーポンも貰うことができます。
また、9月30日付けで配布される株主優待券に関しては最低200株以上保有していなければ優待券を入手することはできません。
株式を保有していなくても株主優待券は購入することができる
多くの方がご存知かと思いますが、金券ショップやヤフーオークションを見てみるとJALの株主優待券が販売されています。
株主優待券はJALの株式を所有している人じゃないと利用できないんじゃないかと思う方も多いと思います。
しかし、JALの公式サイトを見てみると、
株主割引券は無記名式ですので、株主様以外の方でもご利用いただけます。
と記載されているので、金券ショップやオークション等で購入しても問題なく利用できます。
ヤフーオークションをのぞいてみると、5500円で株主優待券が販売されていました。
有効期限が迫っている株主優待券は、約3,000円程度で購入することができるようです。
優待券を獲得するだけの目的であれば、JALの株式を取得するよりも、金券ショップやオークション等で入手した方が良いかもしれません。
JAL株主優待券の使い方
ここでは株主優待券の使い方の手順を簡単にご紹介。
はじめに、JAL公式サイトの空席照会で予約したい便の株主割引を選択。
予約が完了すると、このような画面が表示されるので、「株主割引発券用コードを登録する」をクリック
すると、このような画面が表示されるので、発券用コードを登録して、予約した航空券のお支払いを済ませます。
発券コードとは、株主優待券のスクラッチ部分に表示されている番号のことです。
JAL株主優待券のメリット
オールシーズン利用することができる。
JALの株主優待券は、ゴールデンウィークお正月に関係なくオールシーズン利用することができます。
例えばお盆休みに東京⇆沖縄(那覇)の航空券を予約しようと思うと、先得割引であっても40,000円台になるのが一般的。
一方でJAL株主優待券を利用すると、大人普通運賃の45,800円の50%の22,900円で予約することができます。ゴールデンウィークやお盆、お正月に株主優待券を利用するとかなりお得に航空券を予約できますよ。
ただ、繁忙期になると、ピーク期の料金になるので、普通運賃が若干高くなる傾向があります。
2019年~ 2020年までのピーク期の設定は以下の通り。
ピーク期 |
2019年3月31日,7月1日~8月31日 |
2019年12月1日~2020年1月5日 |
2020年3月1日~3月31日,7月1日~8月31日 |
クラスJ,ファーストクラスの座席にも利用することができる
株主優待券の対象は普通席だけでなく、クラスJ,ファーストクラスの座席予約にも適用されます。
例えば、特便割引などを利用して東京⇆沖縄(那覇)の国内線ファーストクラスの航空券を予約しようとすると、約50,000円程の運賃です。
株主優待券を利用してファーストクラスの航空券を予約すると、通常運賃の56,510円の50%の28,255円で予約できるのでかなりお得!
これなら憧れのファーストクラスも手の届く価格帯になりますよね!
マイルを貯めることができる
株主優待券を利用して航空券を予約した場合でもマイル積算の対象となります。
クラスごとのマイル積算率は以下の通りです。
クラス | 積算率 |
普通席 | 75% |
クラスJ | 85% |
ファーストクラス | 125% |
搭乗日当日でも優待割引で航空券を購入することができる
搭乗日当日の予約でも空室があれば、優待券を利用して株主割引運賃で航空券を予約できます。
通常だと、当日の航空券購入は、最も値段の高い通常運賃を支払わなければ航空券を購入することは出来ないので、優待券をあらかじめ所有していると、助かりますよ。
JAL株主優待券のデメリット
時期によって優待割引を使うと航空券が高くなる場合がある
繁忙期に優待券を利用して航空券を予約すると割引率が高く、優待券を使う意義はあります。しかし、オフシーズン等に優待割引を利用してしまうと航空券が高くなってしまう場合があるので注意が必要です。
例えば東京⇆沖縄(那覇)の航空券を見てみると、優待割引よりも先得の方が安く航空券を購入することができます。
優待券は必ずしも、お得に航空券を予約できるわけではありません。時期とタイミングに注意しながら活用していきましょう。
予約できるのは2ヶ月前の同一日09:30から
優待券を利用した航空券の予約は2ヶ月前の09:30以降でないと予約できません。
できれば、半年後、1年後の予約などができると便利なんですが....
もちろん株主優待割引の座席は限られているのでお正月やゴールデンウィークなど需要が高い時期になると、即売り切れとなる可能性が高いので、絶対にこの日に航空券を押さえたい!という方は、2ヶ月前の同一日09:30に即予約するようにしましょう。
小児には株主優待割は適用されない
残念ながら小児料金に株主優待割を適用することはできません。あくまでも普通運賃から50%割引となります。
JAL株主優待券の有効期限はいつまで?
株主優待券には有効期限が存在します。優待券が配布される時期によって有効期限が異なるので注意してください!
特に、9月30日基準日に発行される優待券の有効期限は半年間と短いので有効期限が切れるまでに利用するようにしましょう!
発行時期 | 有効期限 | |
3月31日基準日発行分 | 5月 | 6月1日~翌5月31日(1年間) |
9月30日基準日発行分 (200株以上所有者限定) | 11月 | 12月1日~翌5月31日(6ヵ月間) |
JALとANAの株主優待券結局どっちがお得?
JALとANAの株主優待券ぶっちゃけどっちがお得なのかというと、一概に結論付けはできません。
JALもANAも金券ショップやオークションで売られている優待券価格はほとんど差がありませんし、両者共に搭乗日当日も優待券割引を利用して航空券を購入することが出来ます。
お互いのメリットをそれぞれあえてあげるなら、
JAL
普通席だけでなく、クラスJやファーストクラスでも優待割引を適用することができる
ANA
小児運賃でも株主優待割引がある
搭乗日355日前の9:30から予約することができる
年に2回配られる株主優待券の両方の有効期限が1年間の有効期限である
ANAの方がJALに比べ優待割引価格が安い傾向
例えば、ピーク期(繁忙期)の東京⇆沖縄(那覇)間だとANAは片道22,700円に対してJALは24,050円
保有株式が1,000株を超えるとANAの方がJALよりも多く優待券をもらえる
例えば、ANAは1,000株超えると、7枚優待券をもらえるのに対して、JALは5枚
メリットを並べてみたのですが、ANAの方が優待券の柔軟性は高いと言えます。
JALに強いこだわりがない人はANAの株主優待券を利用して航空券を予約した方が良いかもしれません!
ANA株主優待券の詳しい情報は以下の記事をチェック!
JALの株主優待券を有効活用してお得に航空券を予約しよう!
今回はJALの株主優待券の基本的な情報から使い方まで幅広くご紹介してきました。
優待券には利用できない日が存在しないので、お盆・お正月といったピーク時期に航空券を予約すると、価値が一気に上がります。
また、普段はなかなか手を出すことのできない国内線ファーストクラスの予約をする際も割引率が高いのでおすすめです。
ぜひ優待券を有効に活用してお得に航空券をゲットしてくださいね!