スクートは、シンガポール航空グループのLCCです。
豊富な航路とリーズナブルな価格が魅力ですが、手荷物ルールに関しては一般的なLCC同様に厳しい傾向にあります。
そこで今回は、スクートの手荷物ルールを徹底解説していきます。
受託手荷物はもちろん、機内持ち込み荷物の制限についても深堀していくので、スクートの利用を検討している方はチェックしてみましょう。
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目次
スクートの受託手荷物ルール
スクートには、フライ、フライ・バッグ、フライ・バッグ・イート、スクートPLUSの4種類のプランがあります。
フライ、フライ・バッグ、フライ・バッグ・イートでは10kg、スクートPLUSでは15kgを超える手荷物は受託手荷物として預ける決まりになっています。
フライ・バッグ、フライ・バッグ・イート、スクートPLUSの3種類には元から受託手荷物の枠が付いており、フライ・バッグとフライ・バッグ・イートでは20kg、スクートPLUSは30kgまでの荷物が預入可能です。
ただし、受託手荷物の枠は追加できる仕組みになっており、航空券を予約する段階で希望する重量を事前に購入できます。
追加購入の枠は、20kg、25kg、30kg、35kg、40kgの5種類です。
最大で40kgの枠まで購入できますが、受託手荷物は1個につき32kg以内に収めなければいけません。
1個あたりの重量が32kgを超えるのであれば、受託手荷物の個数を増やして1個32kg以内に収まるように振り分ける必要があります。
また、楽器類やゴルフクラブ、サーフボード、カヌー、スキューバダイビング用スーツ、スキー、自転車をはじめとするスポーツ用品を持ち込む場合、フライ・バッグとフライ・バッグ・イートで20kg、スクートPLUSで30kgの規定内に収まっていれば受託手荷物として預けられます。
重量をオーバーしてしまったら超過料金を払うことになりますが、通常の受託手荷物と同様に1個あたり32kg以上の楽器類やスポーツ用品は預入不可です。
「楽器を傷つけたくない」「高額な楽器を使っているから受託手荷物にするのは取り扱いが不安」という方は、楽器を置くスペースとして別途座席を購入しましょう。
なお、スクートを利用する上で忘れてはいけないのが、預け入れ禁止品目です。
スプレーや毒物、有害物質、ガス、武器、ペットを含む動物は、受託手荷物と機内持ち込み荷物の両方で禁止されています。
モバイルバッテリーなどに使われているリチウム電池も受託手荷物に入れることはできないものの、機内への持ち込みは許可されています。
もしリチウム電池を荷物に入れている場合は、規定を確認した上で必ず機内へ持ち込むようにしましょう。
受託手荷物の超過料金
フライ、フライ・バッグ、フライ・バッグ・イート、スクートPLUSの4種類のプランを提供しているスクートですが、受託手荷物の枠が付いているのはフライ・バッグ、フライ・バッグ・イート、スクートPLUSの3種類のみです。
フライで受託手荷物を預けたい場合は、航空券予約の際に追加料金を払って受託手荷物の枠を購入する必要があります。
また、フライ・バッグとフライ・バッグ・イートで20kg、スクートPLUSでは30kgまでが受託手荷物の重量となっています。
自身の受託手荷物が既定の重量を超えるのであれば、必要な重量分の枠を追加購入しなければなりません。
受託手荷物の枠には、20kg、25kg、30kg、35kg、40kgの5種類があります。
フライトの長さと重量によって、以下のように細かく料金が設定されています。
フライト時間 | 20kg | 25kg | 30kg | 35kg | 40kg |
3時間未満 | 1,800~2,200円 | 2,500~2,900円 | 3,400~3,600円 | 4,500~4,500円 | 5,300~5,300円 |
3~4時間 | 2,200~2,600円 | 3,100~3,200円 | 3,900~4,000円 | 4,800~4,900円 | 5600~5,700円 |
4~5時間 | 2,500~3,000円 | 3,200~3,600円 | 4,100~4,500円 | 5,000~5,200円 | 5,800~5,900円 |
5~7時間 | 3,100~3,700円 | 4,100~4,500円 | 5,100~5,400円 | 6,100~6,300円 | 7,300~7,300円 |
7~9時間 | 3,500~4,000円 | 4,300~4,500円 | 5,300~5,600円 | 6,300~6,400円 | 7,300~7,400円 |
9~11時間 | 4,300~4,400円 | 5,800~5,900円 | 7,400~7,500円 | 9,100~9,100円 | 10,600~10,600円 |
11時間以上 | 5,000~5,400円 | 6,400~6,500円 | 8,100~8,200円 | 9,800~9,800円 | 11,500~11,500円 |
上記の料金表は、予約段階で超過分を事前購入した場合の金額です。
予約完了後の受託手荷物の追加購入では、上記の金額に800円がプラスされます。
また、もし搭乗日に空港カウンターで「機内持ち込み荷物が思ったよりも重くなってしまった」「想定していた重量の枠では足りなくなってしまった」といった事態が発生した場合、その場で受託手荷物の枠を追加購入しなければなりません。
空港カウンターでの超過枠の購入には1kg単位で料金が加算され、1kgごとの超過料金はフライト時間によって異なります。
3時間未満と3~4時間のフライトは短距離フライト、4~5時間と5~7時間は中距離フライト、7~9時間と9~11時間は長距離フライト、11時間以上は超長距離フライトに分類されており、短距離と中距離フライトの超過料金は1kgごとに1,700円、長距離フライトと超長距離フライトでは1kg につき2,500円が徴収される仕組みです。
例として、長距離フライトで受託手荷物が5kgオーバーしてしまった場合、1kgあたり2,500円が加算されて合計12,500円が超過料金となります。
フライト時間と超過重量によっては高額な支払いになるため、規定の受託手荷物の枠に収まるかどうかを事前に考慮しておくことが大切です。
なお、フライトの長さについては、スクート側で路線別に振り分けが行われています。
以下は、それぞれの路線のフライト時間の抜粋例です。
フライト時間 | 路線の例 |
3時間未満 | シンガポール↔マレーシア
中国↔韓国 |
3~4時間 | 日本(東京)↔中国
日本(大阪)↔中国 |
4~5時間 | 日本(札幌)↔中国
シンガポール↔モルディブ |
5~7時間 | シンガポール↔オーストラリア
シンガポール↔中国 |
7~9時間 | 日本(東京)↔タイ
日本(東京、大阪)↔シンガポール |
9~11時間 | 日本(札幌)↔シンガポール
シンガポール↔サウジアラビア |
11時間以上 | シンガポール↔ドイツ
シンガポール↔ギリシャ |
スクートの公式ホームページでは、フライト時間と航路に関する表を公開しています。
風向きなどで当日の飛行時間が通常と違っても、割引や追加料金が発生するわけではありません。
自身が利用する路線を確認し、受託手荷物の超過料金を把握した上で予約するのがおすすめです。
スクートの機内持ち込みルール
スクートでは、機内持ち込み荷物を2つまで許可しています。
それぞれの機内持ち込み荷物には細かいサイズの規定があり、1つ目は54cm×38cm×23cmで3辺の合計が115cm以下のもの、2つ目は40cm×30cm×10cm以下であることが条件です。
ただし、重量に関しては、プランによって上限が異なります。
エコノミークラスに該当するフライ、フライ・バッグ、フライ・バッグ・イートでは2つの合計が10kgまでに設定されていますが、ビジネスクラスであるスクートPLUSは15kgまで持ち込み可能です。
なお、リチウム電池を持っている場合、必ず機内持ち込みする必要があります。
持ち込めるのは1名につき100~160Wh のリチウム電池2個までとされており、160Whを超えるものは持ち込み不可です。
また、オーストラリアから出発する際は、粉末類に対して検査が行われる可能性があります。
スクートの液体類の持ち込みについて
液体類の持ち込みについても厳しくルールが決められているのでしっかり守るようにしましょう。
液体類の持ち込み制限は以下の通りです。
・容器1つにつき100ml以下で容器は1ℓ以下の透明なジッパーバッグに入れること
・1ℓ以下の透明なジッパーバッグの機内持ち込みは1個まで
・透明の再封可能なビニール袋の4辺の周囲が80 cmを超えないようにする
・ベビーフードや常用の薬は機内で服用される量のみ持ち込み可能
・空港免税店で購入した液体類(お酒・香水)に関しては、「Security Tamper-Evident Bag」に入った商品のみ機内に持ち込み可能
・コーヒー、ベビーフード、化粧品を含む有機粉末は規制の対象外ですが、塩、砂、粉末洗剤などの無機粉末は容量350ml、重さ350g 以下の容器に入れる
国内線と異なり、出国前に空港で購入したドリンクを機内に持ち込んで楽しむといったことはできないので注意してください。
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航空券の安さが魅力のスクートですが、手荷物ルールは厳しくなっています。
特に空港カウンターで受託手荷物の超過料金を支払う場合、1kgごとに料金が加算される点に注意が必要です。
手荷物に関する思わぬトラブルを防ぐためにも、事前に受託手荷物や機内持ち込み荷物のルールをしっかりと把握した上でスクートを利用するよう心掛けましょう。