
バンコクのチャオプラヤー川沿いには、世界を代表するホテルチェーンが数多く点在しています。
その中でも、比較的リーズナブルな価格で、ラグジュアリーステイを楽しめると評判の高いホテルが「シャングリラ ホテル バンコク(Shangri-La Hotel,Bangkok)」です。
リバービューを眺めながら、お部屋でシンハビールを楽しんだり、朝食を楽しんだりとバンコクならではの体験ができました。
そこで今回から全二回に分けて、シャングリラ ホテルバンコクの宿泊記をお届けしていきたいと思います!
今回は、ホテルのお部屋やガーデンプールを中心にご紹介していきます!
もくじ
【全二回】シャングリラホテル バンコク宿泊記
【第一回】シャングリラホテル バンコクのお部屋
【第二回】シャングリラホテル バンコクの朝食
シャングリラホテル バンコクのアクセス方法
シャングリラ ホテル バンコク(Shangri-La Hotel,Bangkok)はチャオプラヤー川沿いにあり、BTS(スカイトレイン)シーロム線、Saphan Taksin(サパーン・タークシン)駅徒歩2分程度の場所に位置しています。
BTSのシーロム線沿いには、バンコクを代表する大型ショッピングモールがある「サイアム駅」やフォトジェニックスポットとして話題沸騰中の「ワット パクナム」の最寄りであるウタカート( Wutthakat)駅などがあり、観光やショッピングを楽しめる場所です。
また、ホテルからは、リバーサイド沿いにある「アジアティーク」や「アイコンサイアム」などに行ける無料のシャトルボートが運行しています。
シャングリラ ホテルバンコクは2種類存在する?
シャングリラホテル ウイング棟
シャングリラ ホテル バンコク(Shangri-La Hotel,Bangkok)は世界のシャングリラ ホテルズの中でも、唯一、ホテルの敷地内に2種類ホテルがあります。
1986年に開業した「ウイング棟」と1991年に開業した「クルンテープ・ウイング棟」の2種類です。
「クルンテープ・ウイング棟」は全室リバービュールームで、バルコニー付きのお部屋です。「ウイング棟」はお部屋によってリバービュールームとそうでない部屋、一部のお部屋にバルコニーが付いています。
「クルンテープ・ウイング棟」の方がカテゴリーが高く、駅に近いです。「クルンテープ・ウイング棟」のロビーを出ると、歩いてすぐの場所に駅があります。一方で、「ウイング棟」から駅までは少々距離があり、「ウイング棟」と「クルンテープ・ウイング棟」を結ぶ連絡通路を利用することで、駅に行くことができます。
シャングリラ ホテルで思いっきりホテルステイを楽しみたい方は、クルンテープ・ウイング棟。ホテルだけでなく、ショッピングや観光も楽しみたいという方はウイング棟をおすすめします。
シャングリラホテル バンコクに到着!
今回は、「ウイング棟」に3泊4日滞在します。
タクシーでホテルまで向かったのですが、降ろされた場所は、「クルンテープ・ウイング棟」でした。ここから重いキャリーケースを持って「ウイング棟」に向かわないと行けないのかと思ったのですが、スタッフの方に事情を説明すると、ホテル専用のトゥクトゥクで「ウイング棟」まで送迎していただきました。
トゥクトゥクに揺られることおよそ2分「ウイング棟」に到着です。
シャングリラ ホテルバンコクのロビー
ここは、「ウイング棟」のロビーになります。天井が高く、開放感があります。お昼はチャオプラヤー川を眺めながら、優雅にお茶やアフタヌーンティーなどを楽しむことができ、
夜になると、ジャズの演奏を聞きながらお酒を楽しめるラウンジに変貌します。光り輝くボートを眺めながら、jazzの演奏を楽しみ、カクテルを味わう。日本では絶対にできない非日常の体験ができます。
ロビーには旧正月をお祝いする花が飾ってありました。
お次は、「クルンテープ・ウイング棟」です。「ウイング棟」からは3階にある連絡通路を利用して向かいます。BTSの駅に向かう場合もこちらの連絡通路を利用します。
「クルンテープ・ウイング棟」のロビーは白を基調としたデザインで「ウイング棟」とは違う、大人の隠れ家的な華やかさがあります。タイらしさを感じるのも「クルンテープ・ウイング棟」です。アジアンティークな雰囲気が心を落ち着かせてくれます。
また、天井がガラスになっているので、日中は自然光が差込み、気持ち良いですね。
「クルンテープ・ウイング棟」の方が圧倒的に静かで、客層も年配の方が多いです。落ち着いた雰囲気の中で、ラグジュアリーステイを楽しみたい方は「クルンテープ・ウイング棟」が絶対おすすめですよ。
シャングリホテルバンコクへチェックイン
それではチェックインしていきましょう。「ウイング棟」は「クルンテープ・ウイング棟」に比べると部屋数も圧倒的に多いのでチェックイン・チェックアウトの時間になるといつも大混雑してます。
列に並ぶことおよそ10分ようやくチェックインです。
今回は、2泊の宿泊料金で3泊目が無料になる期間限定のプローモーションをシャングリラホテルズの会員向けに行なっていたので、プロモーションを利用して宿泊しました。
毎日2名まで朝食ビュッフェがついていたり、ウェルカムフルーツ、チョコーレート、レイトチェックアウト付きなど豪華特典となっています。
3泊でおよそ50,000円程度で宿泊することができたので、1泊あたり約16,500円で宿泊できたと考えるとお得なプロモーションでした。
シャングリラホテルの場合、定期的にこのようなお得なプロモーションを展開しているので、海外ホテル予約サイトで予約する前に、公式ホームページでお得なプロモーションを行なっていないかチェックしましょう。
それでは、チェックインを済ませたのでお部屋へと向かいます。
「ウイング棟」は宿泊客も多いので、スタッフの方がお部屋まで案内してくれるサービスなどはありませんでした。ホテルキーを受け取り、自力でお部屋へ向かいます。
大型高級ホテルなので仕方ないです。
シャングリラホテルバンコクのお部屋
エレベーターは全部で8基あるので、待つことなくスムーズに乗れます。
今回は、11階のお部屋にアサインされました。お部屋に入った瞬間、「古いなぁ」と思わず本音が...
普段からモダンラグジュアリーやライフスタイル寄りのホテルに宿泊することが多いので、余計に古く見えます。
良い意味では、クラシカルな雰囲気と捉えることもできるのですが...
チェックイン時、日本語表記の館内案内表をもらえます。
レストランやプールの営業時間、「アジアティーク」「アイコンサイアム」に行くための無料のシャトルボートの乗り方の情報等が記載されています。
お部屋の窓からはチャオプラヤー川を眺めることができます。ですが、どうしても迫力に欠ける...
リバービューを存分に楽しみたい方はバルコニー付きのお部屋の方がいいかも。
ですが、朝食会場やプールから間近でチャオプラヤー川を楽しむことが出来たので、振り返ってみればこの部屋でも悪くなかったですね。
ホテルの過ごし方によってお部屋のカテゴリーを選ぶと良いかもです!
真下を見ると、ホテルのガーデンプールがあります。外国人の方が、日光浴や読書、お昼寝を楽しんでいました。
ベッドはキングサイズ。通常のキングサイズのベッドに比べると少し小さめです。マットレスは固すぎず、柔らかすぎず、絶妙な硬さで熟睡することができました。
ベッドサイドには、ミネラルウォーター、目覚まし時計、電話があります。
電話は、日本語対応のコールセンターに繋がります。万が一何かあっても日本語でコミュニケーションが取れるのは嬉しい。
窓側には、ソファがあります。ソファに寝っ転がりながらチャオプラヤー川を眺めることもできます。
宿泊特典として、ウェルカムフルーツもいただきました。ドラゴンフルーツやりんごなど様々な種類のフルーツが置かれています。
個人的にハマったのは、マンゴーです。すごく甘くておいしかった!
冷蔵庫で冷やして食べると一層おいしかったです!
ウェルカムギフトとしてチョコレートもいただきました。
ワーキングデスクの用意もあります。
ホテル滞在中、パソコンで作業することも多いので助かります。コンセントの差込み口は日本のコンセントに対応しているので、日本から変圧プラグを持参する必要はありません。
女性の方には嬉しいパウダーデスクもあります。座りながら化粧ができますね。
撮影し忘れましたが、大型の液晶テレビもあります。サムスン社製のものでしたが、古い型番のもので、画質は相当悪かったです。
無料のミネラルウォーターはターンダウン時も含めて、1日6本置かれます。
置かれているのは、持ち運びに不便な瓶タイプのもの。
外に持ち歩く際は、ペットボトルか、ご自身のマイボトルに入れて持ち運んだ方がいいですね。ホテルを見渡すと、瓶ごと持ち歩いている方もいらっしゃいましたが、重たすぎて私には無理でした。
インスタントコーヒーとティーパック。
コーヒーはネスプレッソマシーンだと便利なのですが、インスタントタイプのもの。ティーパックはタイの有名ブランドのものです。紅茶とカモミールの2種類あります。
ネスプレッソマシーンぐらい置いてほしかった。
湯沸かし器とカップ
ビールを注げるグラス
冷蔵庫の中にはアルコールやジュースなどがぎっしり詰まっています。
お値段は、ホテル価格。
なので、ビールや小腹が空いたときのおやつなどはコンビニやスーパーで調達しましょう。
ですが、シャングリラホテル バンコクはホテル周辺にコンビニやスーパーなどがありません(泣)
近くのコンビニまでは400mと距離があります。これはかなり不便だった...
1日中、蒸し暑いタイで400m歩くって想像以上に遠く感じました。ショッピングや観光の帰りに買い物を済ませておくと楽ですね。
クローゼットの中にはバスローブとスリッパの用意があります。バスローブの着心地はよかったですよ。
スリッパはホテルのロゴ付きのふかふかしたスリッパ
お次は、水回りを見ていきましょう。洗面台はシングルシンクです。清潔感があります。サイドに余裕があるので、へアイロンや化粧ポーチなどを置くスペースは十分確保されています。
水の温度調節がやや難しかった...
アメニティは基本的なものが揃っています。
ヘアドライヤーはフィリップス社製のもの。可もなく不可もなく普通のドライヤーです。
バスルームはシャワールームとバスタブが独立しています。シャワールームにはヘッド式のシャワーとレインシャワーがあり。
水圧はレインシャワーに関してはそこそこでしたが、ヘッド式に関しては弱すぎ。
バスアメニティはシャングリラホテル オリジナルのもの。今まで利用したアメニティの中で一番自分に合わなかったです。
バスアメニティも高級ホテルに宿泊するときの楽しみの一つにしているので、ちょっとがっかり。
ちなみに、「クルンテープ・ウイング棟」に宿泊すると、バスアメニティは「ロクシタン」になります。
バスタブは日本人に嬉しい深めの作り
肩までゆっくり浸かることができ、1日の疲れを取ることができました。
シャングリラ ホテルバンコクのガーデンプール
今回の宿泊で一番楽しみにしていた、ホテル1階にあるガーデンプールに行ってみました。
大型ホテルということもあり、デッキチェアやパラスルが数多く並んでいます。どの時間に訪れても人で溢れていて、圧迫感があります。大型ラグジュアリーホテルなので仕方ないですね。
客層は、欧米人や白人の方、中国人や韓国人の家族連れの方が多く、大人のプールというよりはファミリー向けのプールといった感じ。
人数が多いので仕方ないですが、バスタオルやミネラルウォーターはセルフサービス。大型ホテルといってもシャングリラ ホテルでこのサービスはちょっとがっかり...
ゆっくりと静かに過ごされたい方は、プール側ではなく、チャオプラヤー川沿いにあるデッキチェアーがおすすめ。
チャオプラヤー川を行き交うボートを眺めたり、夕暮れ時にはサンセットを眺めたり、のんびりとした時間を過ごせます。ただし、日中はパラソルを立てていても、直射日光を思いっきり浴びるので日焼け止めとサングラスは忘れずに!
プールは緑いっぱいに囲まれていて都会の喧騒を忘れさせてくれます。
メインプールの水深は1.20m。小さいお子さんには深めの作りですが、プールの端には浅瀬のプールもあり、小さいお子さんでも安心して遊ばせることができます。また、常にライフセーバーの方が常駐しているので安心です。
プールサイドには卓球台がありました。スタッフの方にリクエストすれば、卓球台とピンポン球の貸し出しもありますよ。
運が良いと、大きなトカゲを拝むこともできます(笑)
シャングリラホテルバンコクに宿泊するなら「クルンテープ・ウイング棟」の宿泊が良いかも
私は以前、シャングリラホテル東京に宿泊した経験があり、今回の宿泊もとても楽しみにしていたのですが、期待が大きかった分、残念な部分が目立ってしまいました。
ロビーでチェックイン・チェックアウトに並ばされる、ホテルのお部屋全体が老朽化している、駅まで連絡通路はあるものの距離がある、朝食の内容ががっかり(これが一番大きかった。第二回の宿泊記でご紹介します。)など不満な点は多かったです。(もちろん、気にならない人もいらっしゃると思います。)
「ウイング棟」はラグジュアリーホテルと言うよりも、シティホテルといった印象を強く受けました。
シャングリラ ホテルの真のラグジュアリーを体験するには、「クルンテープ・ウイング棟」に宿泊した方が良いかもしれません。
バンコクの宿選びの参考にしてみてくださいね!
シャングリラ バンコクの朝食の詳細は以下の記事をチェック!