
日本の空港ではあまり見かけることが少なくなったB747(通称ジャンボジェット)。保有している航空会社も減少している中、まだ現役で運行を続けている航空会社がタイ国際航空です。
今回は、バリ島からバンコクに向かう際に、タイ国際航空のB747-400のビジネスクラスに搭乗してきました。フライト時間は約4時間と短いフライトでしたが、有意義な時間を過ごすことができ、大満足だったので搭乗記としてシートや機内食の内容をご紹介していきたいと思います!
チェックイン
今回はロイヤルシルククラスに搭乗するのでビジネスクラス専用のチェックインカウンターで搭乗手続きを済ませます。
私の前に並んでいた方は日本人のおじさんだったのですが、その人の態度がすごく悪くて「俺はスターアライアンスゴールドメンバーなんだから優先チェックインさせろ」みたいなことをキレた口調で空港スタッフの方に言っていて、同じ日本人としてはずかしかったです...
チェックインカウンターで乗り継ぎ便のボーディングパスまで発券してもらい、あっという間に手続き完了です。
エコノミークラスのチェックインカウンターの方は長蛇の列ができており、普通に並ぶと30分以上かかる雰囲気でした。
ラウンジは想像以上にがっかりした...
タイ航空のビジネスクラス(ロイヤルシルククラス)を利用する場合、プラザラウンジを利用することができます。
デンパサール国際空港の場合、航空会社が運営するラウンジはガルーダ・インドネシア航空のラウンジのみです。その他の航空会社のビジネスクラス、ファーストクラスを利用する方はプライオリティパスでも利用できるラウンジを利用することとなります。
なので、ラウンジのクオリティはかなり落ちてしまいます。今回はイミグレに時間もかからずスムーズに出国することができたのでラウンジでゆっくりしようと思ったのですが、居心地が悪く早々に退散しました。
ラウンジのクオリティはファミレス同様だったので写真も撮影しませんでした。
タイ航空B747ビジネスクラスに搭乗
ラウンジを早々に退出し、お土産屋さんをぶらぶらしていると、搭乗開始時刻となりました。事前搭乗を利用していよいよ機内に乗り込みます。
こちらがタイ航空B747-400のビジネスクラスのシートとなります。タイ航空がスタッガードシートを採用するまで主力となっていたシェル型のビジネスクラスのシートです。フルフラットにすることはできませんが、最大で170度までリクライニングすることができます。
座席に座ると早速、おしぼりとウェルカムドリンクをCAの方が運んできてくれます。私はオレンジジュースを選択しました。
足を思い切り伸ばしても全然余裕があります。ちなみにスリッパは置いておらず、ANAのビジネスクラスに搭乗した際に配布されたスリッパを持参しました。
4時間という短距離路線ですがアメニティポーチが置いてあります。これは嬉しかったですね。
ポーチはマンダリナ・ダックというイタリアの革製品やスーツケースで有名なブランドを採用しています。中身は歯ブラシ、コーム、リップクリーム、ハンドクリームと基本的なアメニティが入っています。
タイ航空ビジネスクラスの機内食
出発前にCAの方が来て、料理と飲み物のリクエストを聞きにきます。デンパサール-バンコク路線は3つの料理の中から選ぶことができます。私は辛い食べ物が苦手なのでタイ料理は避けて牛肩肉の燻製を選択しました。
飛行機が離陸し、ベルト着用サインが消えるとナッツが配られます。ナッツは冷たかったですが、ドライフルーツも入っていて非常においしかった!
リクエストしていたシャンパンも届きました。銘柄はヴーヴ・クリコブリュットになります。タイ航空の良い点はなんといってもシャンパンをフルートグラスに入れてくれることだと思います。フルートグラスで飲むだけで1.5倍増しでリッチな気分を味わうことができますよ笑
日系の航空会社もフルートグラスにシャンパンを注いでほしいですね。
グラスからシャンパンが減ると、CAの方がすかさずシャンパンボトルを持ってきて注いでくれます。
そして、シャンパンを楽しんでいると機内食が届きました。デンパサール-バンコク路線は短距離路線ということもあり、ワンプレートで料理が提供されました。
メインの牛肩肉ですが、ステーキをイメージして注文したつもりがチャーシューっぽいものが出てきてちょっと残念でした。洋食のイメージでしたが、広東料理のようです。
サラダとブレッドに関してはおいしかったです。特にガーリックトーストがシャンパンとの組み合わせが最高でした。
ただ、短距離路線ということもあり、機内食の量は少なめ。まぁ、今回はバンコクでトランジットの時間があるので、タイ航空のラウンジでお腹を満たせればそれでOKです。
料理が終了するとデザートタイムです。ココナッツミルクをベースに作られたムースのようなスイーツでした。これはおいしかった。
私はまだシャンパンを少し楽しみたかったので、デザートとチーズとフルーツの盛り合わせを追加でお願いしました。
食後にコーヒーを注文し、優雅なティータイムを楽しみ、これにて機内食は終了となります。
機内食が終了すると一人一人にミネラルウォーターが配られました。
シートを倒し、キンドルに保存しておいたビジネス書を読んでいるとあっという間にバンコクに到着です。
B747のビジネスクラスはやっぱり快適だった!
今回は生まれて初めてジャンボジェット機に搭乗しました。やはり中型機に比べて振動が少なく、本当に飛行機に乗っているのかと思うぐらい安定感抜群ですね。ここまで安定感の高いフライトに搭乗したのは初めてでした。
機内食に関しては、少し残念な思いをしましたが、シャンパンが大満足だったのでそれで良し!
ジャンボジェット機を現役で利用している航空会社は年々縮小しているので、ジャンボジェットに乗ってみたい!という方はぜひタイ航空を利用してみてください。
ちなみに毎日、羽田空港からバンコクまでタイ航空のB747が運行しており、マイルを使った特典航空券も予約することが可能なのでぜひ搭乗してみてくださいね!