
ユナイテッド航空は現在、世界56ヶ国に就航しており世界最大手のエアライン。
ユナイテッド航空のマイルを使えば、ANAやシンガポール航空も所属しているスターアライアンスグループの特典航空券も発券が可能です。
使い勝手抜群のユナイテッド航空のマイルですが、お得な使い方と損してしまう使い方が存在します。
どうせ使うならなるべくマイルの還元率が高い使い方をしたいものですよね。
そこで今回は、ユナイテッド航空の最強のマイルの使い方や効率的なマイルの貯め方まで徹底解説していきます!
※2023年1月1日に改訂されたユナイテッドマイルの最新情報を含めております。
目次
なぜいまユナイテッド航空のマイルが注目されているのか?
ユナイテッド航空のマイルがなぜいま注目されているのか。
それは、航空券の燃油サーチャージ代が過去最高規模で高騰していることが背景にあります。
2022年6月以降、世界的な原油高高騰を背景に燃油サーチャージ代が過去最高を更新。
例えば、ANAマイルを利用して東京⇄シンガポール間の特典航空券を発券する場合、燃油サーチャージ代や空港利用税などを含めて2万円弱で収まっていました。
しかし2023年現在予約すると、6万円以上の燃油サーチャージ代と空港税が発生します。
せっかくお得に旅行を楽しむためにマイルをこつこつ貯めてきたのに、燃油サーチャージ代が高すぎて海外旅行に行けないのでは、マイルを貯める意味がありません。
ですが、ユナイテッド航空のマイルを使った特典航空券の発券の場合は、燃油サーチャージ代がゼロ。
発生するのは手数料と空港使用税のみ。
そのため、よりお得に特典航空券を発券可能なことから、注目度を高めているマイルなんです。
ぜひ、この機会にユナイテッド航空のマイルを使ってお得に特典航空券の発券しましょう!
旅行好きに大人気のマリオットボンヴォイアメックスカードで貯まったポイントをUAマイルへ移行する際、2023年3月から60,000pt→30,000マイルで移行できるようになり、より注目度が高まっています!
ユナイテッド航空のマイルの特徴
まず、ユナイテッド航空のマイルの特徴について詳しく解説していきます。
片道から特典航空券の予約が可能
ユナイテッド航空の特典航空券は日本国内・海外問わず、片道から特典航空券の発券が可能。
そのため、比較的簡単に特典航空券を発券できます◎
家族に限らず、誰にでも特典航空券の発券が可能
ANAやJALの場合、特典航空券を発券する場合は、2親等以内の家族の発券に限定されています。
そのため、友人や恋人などへ特典航空券の発券は原則できません。
ですが、ユナイテッド航空の場合、特典航空券の発券ルールに「家族のみ」といったルールは記載されていないため、友人や恋人など家族ではない方へも特典航空券の発券が可能となります。
予約のキャンセルや変更が無料
一般的に航空会社の特典航空券の変更やキャンセルをする場合、マイルまたは手数料を支払って変更やキャンセルを行う必要があります。
しかし、ユナイテッド航空の場合、2023年1月1日以降、一般会員から上級会員まで特典航空券にかかるすべての返還料が廃止されました。
そのため、いつでも無料で気軽に予約の取り消し・変更が可能になり、マイルを使った特典航空券の利便性が上がったと言えます。
ユナイテッド航空の詳しいキャンセル情報の詳細についてはユナイテッド航空の公式サイトをご確認ください。
マイルで特典航空券を予約すると燃油サーチャージ等の費用はゼロ
航空会社のマイルを利用して国際線の特典航空券を発券する場合、マイルとは別に空港税や燃油サーチャージなどの費用を予約する際に支払うケースが多め。
例えば、マイルを使って東京⇄ロサンゼルスのANA国際線特典航空券を発券する場合、税金・料金合わせて38,060円がマイルととは別途で必要になります。
東京⇆ロサンゼルス間を55,000マイルでお得に予約できても、空港税や燃油サーチャージで約40,000円も支払うとなるとツライ...
しかし、前述の「なぜいまユナイテッド航空のマイルが注目されているのか?」でご説明した通り、ユナイテッド航空のマイルから特典航空券を発券する場合、燃油サーチャージ代がゼロ。
そのため、空港税と特典航空券の発券手数料のみで特典航空券を発券できます。
ユナイテッド航空のマイルの使い方
ユナイテッド航空のマイルの最もお得な活用方法は、日本の国内線特典航空券に発券することです!
ユナイテッド航空のマイルを使ってANA国内線の特典航空券を発券する場合、片道5,500マイル~予約できます。
飛行距離が801マイル以内であれば片道5500マイル、往復11000マイルと一律。
必要マイル数が一律といった点だけでなく、ブラックアウト日の設定が基本ない(使えない日がごくまれにある)など使い勝手抜群です。
ANAのマイルを利用して国内線の特典航空券を発券する場合、ユナイテッド航空のマイル同様、片道5,500マイル~交換できます。
しかし、時期によって必要マイル数が大幅に変動したり、ブラックアウト日(航空券を発券できない日)が存在するのでお得なマイルの使い方とは言えないです。
以下の表をご覧ください。
1区間の距離 | 対象路線 | 必要マイル数 |
800マイル以下 | 東京⇆福岡 | (片道)5,500マイル (往復)11,000マイル |
800マイル以下 | 東京⇆鹿児島 | (片道)5,500マイル (往復)11,000マイル |
800マイル以下 | 東京⇆札幌 | (片道)5,500マイル (往復)11,000マイル |
801マイル以上 | 東京⇆沖縄(那覇・石垣・宮古島) | (片道)8,800マイル (往復)17,600マイル |
ユナイテッド航空のマイルで国内線の航空券を予約した方が本当にお得なのか比較
実際にユナイテッド航空のマイルとANAマイルどちらで予約するとお得なのか比べてみます。
例えば、年末年始や夏休みに東京⇆福岡のANA国内線特典航空券を予約する場合、必要マイル数は以下の通り。
1区間の距離 | シーズン | 必要マイル数 |
801マイル以内 | ハイシーズン | (片道)9,000マイル (往復)18,000マイル |
一方でユナイテッド航空のマイルを利用して予約した場合、下記のように、ユナイテッド航空にはシーズンによるマイルの変動がないため、ハイシーズンでも往復11,000マイルで予約できます。
1区間の距離 | シーズン | 必要マイル数 |
800マイル以下 | シーズンによるマイルの変動はなし | (片道)5,500マイル (往復)11,000マイル |
ANAだと18,000マイル、ユナイテッド航空だと11,000マイル必要になるので、ユナイテッド航空の方がお得に予約できることがわかります。
国際線だと日本⇄東南アジア路線のエコノミークラスがおすすめ
ユナイテッド航空のマイルを国際線で使う場合、どのエリアが最もお得なのでしょうか。
結論、日本⇄東南アジア路線のエコノミークラスが最もお得に予約できます。
地域 | 座席クラス | 必要マイル数 |
日本⇆ソウル | エコノミー | (往復)24,500マイル程度 |
日本→バンコク | エコノミー | (往復)42,000マイル程度 |
日本⇆シンガポール | エコノミー | (往復)42,000マイル程度 |
正直、ユナイテッド航空のマイルを使った国際線の特典航空券でお得な地域はごくわずか。
マイルを利用して国際線の航空券を予約する場合は日本⇄東南アジア路線のエコノミークラスが往復42,000マイル~44,000マイル+約6,000円の手数料で発券できます。
また、近距離路線の東京⇄ソウル線の場合、片道24,500マイル+約6,000円の手数料が必要なので、ANAの特典航空券(往復12,000マイルから交換可能)やデルタ航空のマイル(往復15,000マイルから交換可能)と比較するとあまりお得ではありません。
2023年、東京⇆ソウル間が一番お得なのはデルタ航空のマイルです。片道エコノミークラス7,500マイル+手数料3,000円ほどで発券できます。
以下の表をご覧ください。
路線 | 必要マイル数 |
(ANA)日本⇆バンコク | ローシーズン 30,000マイル レギュラーシーズン35,000マイル ハイシーズン38,000マイル |
(ユナイテッド航空)日本⇆バンコク | 42,000〜44,000マイル |
例えば、ユナイテッド航空のマイルを利用して東京⇆バンコクの航空券を予約するために必要なマイル数は42,000マイル必要です。
ANAマイルを使って東京⇆バンコク線を予約する場合、レギュラーシーズンだと35,000マイル必要になるため、マイルの差は、7,000マイルほどとユナイテッド航空のマイルの方が損をしてしまいます。
しかし、ANAの特典航空券の場合、2023年現在、燃油サーチャージ代で60,000円近い金額を支払わなければなりません。
マイルが少し増えたとしても、ユナイテッド航空のマイルを使って東南アジア路線を予約する価値は十分にあると考えています。
ユナイテッド航空のマイルの貯め方
ユナイテッド航空のマイルを日本でも手軽に貯められる方法は、ユナイテッド航空のマイルが貯まるクレジットカードを発行すること。
当サイトでは下記2枚のカードをおすすめします。
・MileagePlus JCBカード
・マリオットボンヴォイアメックスカード
MileagePlus JCBカード
ユナイテッド航空のマイルは日系の航空会社のマイルに比べて、マイルを貯めることはなかなか大変。
アメリカ路線を頻繁に利用するわけでもないし、ポイントサイト経由でマイルを貯める方法も還元率が悪く効率的な稼ぎ方は言い難い...
そんな日本国内でユナイテッド航空のマイルを爆速で貯めるなら、ユナイテッド航空と提携しているクレジットカードを発行し、日々の生活費やショッピングのお支払いで貯めていく方法が鉄板!
その中でもおすすめのカードがMileagePlus JCBカードです。
MileagePlus JCBカードの特徴を簡単に説明すると以下の通り。
- ユナイテッドマイルの有効期限が無期限になる
- 100円につき最大1.5マイル付与
- ユナイテッド航空の航空券を購入する場合、マイル獲得数が2倍
- JCBプラザラウンジへのアクセス可能
- 最大1億円の海外旅行保険
- ゴールドカード発行の場合、「ラウンジ・キー」が利用可能
特に注目すべきポイントは、「マイルの有効期限が無期限」と「100円につき最大1.5マイル」付与といったポイント。
マイルの有効期限が無期限
MileagePlus JCBカードは、クラシック、一般、ゴールドカードと3種類のタイプがありますが、共通点としてマイルの有効期限が無期限です。
日系の航空会社が提供しているクレカは、マイルの有効期限を無期限にしているクレカは少なく、自分のペースでマイルを貯められる点はかなり大きい。
こつこつ貯めてきたマイルが失効されてしまうといった心配を感じる必要もありません。
100円につき最大1.5マイル
また、100円につき最大1.5マイルの還元率の内訳は以下の通り。
クラシックカード | 一般カード | ゴールドカード |
200円(税込)につき1マイル | 100円(税込)につき1マイル | 100円(税込)につき1.5マイル |
クラシックカードを発行してしまうと、マイルの還元率が0.5%と還元率がイマイチなので最低一般カードを発行したいところ。
一般カードであれば100円につき1マイル貯まるのでおすすめですよ!
新規入会キャンペーン情報
さらに2023年3月31日までの期間限定で最大3,000マイル獲得可能な新規入会キャンペーンを実施中。
カードごとに付与されるボーナスマイルは下記の通りです。
特典内容 | クラシックカード | 一般カード | ゴールドカード |
初年度年会費 | 1,375円 | 5,500円 | 16,500円 |
入会ボーナスマイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 3,000マイル |
ユナイテッド航空のマイルを爆速で稼ぎたい!という方は、入会キャンペーンを上手く活用してMileagePlus JCBカードの発行をおすすめします!
関連記事>>【2023年版】マイレージプラスJCBカードのすべて!メリット・デメリット解説!
マリオットボンヴォイアメックスカード
旅好きの方であれば知らない人の方が少ないといっても過言ではないマリオットボンヴォイアメックスカード。
年会費は49,500円と高額ですが、100円につき3ポイントを貯められ、貯まったポイントはユナイテッド航空のマイルへ移行できます。
マリオットポイントを航空会社のマイルに移行する場合、交換比率は3:1となり、マリオットポイント3ポイントに対して、1マイルの加算となりますが、ユナイテッドマイルの場合は60,000ポイント交換するごとに追加で10,000マイルのボーナスマイルが付与されます。
また、マリオットボンヴォイアメックスカードを保有していれば、60,000ポイントを一度にマイルへ移行することで、ボーナスマイルとして、追加で5,000マイル付与され、合計25,000マイル獲得できます。
マリオットポイントとマイレージの交換率
ユナイテッド航空 | 60,000マイル移行→20,000マイル(3:1)+10,000マイル =30,000マイル |
ANA | 60,000マイル移行→20,000マイル(3:1)+ボーナス5,000マイル=25,000マイル |
JAL | |
アラスカ航空 | |
シンガポール航空 |
60,000ポイントごとにマイルを交換すれば、100円の決済につき1.25マイル貯まる計算になります。
そんなマリオットボンヴォイアメックスカードですが、2023年3月現在、新規入会キャンペーンを実施中!
キャンペーン中にマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードに新規入会すると39,000pt獲得できます。
獲得ポイント数の内訳は以下の通りです。
・3ヶ月以内に30万円利用で30,000ポイント
・通常利用ポイント:30万円利用で9,000Pポイント
合計:36,000ポイント
一方でアメックスの公式サイト経由ではなく、マリオットボンヴォイアメックス既存会員からの紹介制度を活用してお申込みいただくと最大45,000ポイント獲得可能です。
内訳は下記の通りです。
・通常利用ポイント:30万円利用で9,000ポイント
合計:45,000ポイント
つまり、公式サイト経由のお申し込みよりも6,000pt多くもらえる計算に!
さらにマリオットボンヴォイアメックスカードを発行すると、ザッと下記のような特典を受け取れます。
・日々のお買い物100円の決済ごとに3ポイント付与。
・マリオット系列のホテルに宿泊する際は100円につき6ポイント付与。
・国内外29の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用可能。
・最高1億円の国内外旅行保険。
どれも魅力的な特典ばかりですよね!
ただ、デメリットとしては年会費が49,500円とやや高めの価格設定であるところ。
ですが、上記の特典をフル活用すれば年会費は間違いなく回収できます。
期間限定の新規入会キャンペーンを上手く活用して、ユナイテッド航空のマイルを効率良く稼いでいきましょう!
ユナイテッド航空のマイルを使う際の注意点
ここではユナイテッド航空のマイルで航空券の予約を行う際の注意点をご紹介します。
アメリカ路線やヨーロッパ路線の発券には向いていない
2019年11月より、ユナイテッド航空の特典航空券を発券する場合、必要マイル数のチャートを撤廃し、「変動制」を新しく設けました。
変動制だと、時期や利用者数に応じてマイル数が増減するので、今まで支払っていたマイル数の2倍、3倍必要になってくる恐れがあります。実質、大幅な改悪といって過言ではないでしょう。
1区間距離
|
地域
|
座席クラス
|
必要マイル数
|
800マイル以上
|
日本⇆ハワイ
|
エコノミー
|
(往復)66,000マイル程度
|
800マイル以上
|
日本シンガポール
|
ビジネス
|
(往復)90,000マイル程度
|
800マイル以上
|
日本⇆イギリス
|
エコノミー
|
(往復)90,000マイル程度
|
800マイル以上
|
日本⇆アメリカ
|
ビジネスクラス
|
(往復)350,000マイル程度
|
一方でANAマイルを利用して国際線特典航空券を発券する際に必要なマイル数は以下の通りです。
1区間距離
|
地域
|
座席クラス
|
(シーズン)必要マイル数
|
800マイル以上
|
日本⇆ハワイ
|
エコノミー
|
(L)35,000マイル
(R)40,000マイル
(H)43,000マイル
|
800マイル以上
|
日本シンガポール
|
ビジネス
|
(L)55,000マイル
(R)60,000マイル
(H)63,000マイル
|
800マイル以上
|
日本⇆イギリス
|
エコノミー
|
(L)45,000マイル
(R)55,000マイル
(H)60,000マイル
|
800マイル以上
|
日本⇆アメリカ
|
ビジネス
|
(L)75,000マイル
(R)85,000マイル
(H)90,000マイル
|
ただし、前述で記載した通り、2022年6月1日以降は燃油サーチャージ料金が高騰。
その影響で、ANA特典航空券発券に必要な手数料が大幅に引き上げられています。少しでも現金を使わずお得に旅行するためにもユナイテッド航空のマイル予約が適切かもしれません。
私は以前、東京⇄バンコク線ビジネスクラスの特典航空券をUAマイルで発券した際、96,000マイル支払いました。
ANAマイルだと65,000マイルで発券できたので、31,000マイルも差があったことになります。
ユナイテッド航空のマイルを利用して特典航空券を予約しよう!
今回はユナイテッド航空のマイルのお得な使い方や注意点についてご紹介してきました。
・ANAと比べて国内線特典航空券を予約の必要マイル数が少ない。
・特典航空券を予約する際に空港税や燃油サーチャージ料が発生しない。
この2点はかなり大きいです。
これから、ユナイテッド航空のマイルを本格的に貯める方はMileagePlus JCBカードやマリオットボンヴォイアメックスカードを発行して効率良くマイルを貯めていきましょう!
ぜひ参考にしてみてくださいね!