
ANAマイルのことは知っているけど、「ANAスカイコインって何なの?」「結局マイルの方が還元率は高いのでは?」と考えている方は多いのでないでしょうか?
実は、スカイコインは時期や使い方によってマイルよりもお得に利用できる場合があります!
スカイコインを使うと、ハワイやアメリカなどの人気路線の航空券を空席があれば確実に予約できるだけでなく、マイルをスカイコインに交換する場合、還元率が最大1.7%まで上がるなどお得な仕組みが盛りだくさん!
今回は、ANAスカイコインの使い道、貯め方、スカイコインをマイルに戻すことは可能なのか?など疑問に思われやすいポイントをわかりやすく丁寧に解説していきます!
もくじ
ANAスカイコインの基本情報
まずはANAスカイコインの特徴をざっくり理解しましょう。
ANAスカイコインは主に以下の特徴を持っています。
・1マイル=1スカイコイン(1円相当)と交換が可能
・10コイン単位(10円相当)で利用可能
・貯まったスカイコインは航空券やツアーの支払いに利用できる
・空席があれば、お正月やゴールデンウィークなど大型連休の際にも利用可能
・PP(プレミアムポイント)が貯まるため、ANA上級会員の修行僧にもおすすめできる!
ANAスカイコインはどうやって貯める?
ANAスカイコインのため方は主に3つあります。
・他社ポイントサイトからポイントをスカイコインに移行する方法
・ANAスカイ ガッチャモール!を利用して貯める方法
ANAマイルをスカイコインに変える
マイルをスカイコインに変える場合、1マイル=1スカイコインと交換可能。
ただし、1マイル1=スカイコインで交換するのはレートが非常に悪いです。
マイルをスカイコインと交換する場合は、最低10,000マイル以上と交換するようにしましょう!
※1回の交換で最大200,000マイルまでです。
10,000マイル以上スカイコインに交換すると、会員ステータスやANAカードの種類によって1.2倍から最大で1.7倍まで交換レートが上がります!
以下の表をご覧ください。交換マイル数による交換後のスカイコインの還元率となっています。
会員ステータス/ ANAカード種類 | ・ANAダイヤモンドサービスメンバー ・ANAプラチナサービスメンバー・ANAブロンドサービスメンバー | ・ANAスーパーフライヤーズカード ・ANAカードプレミアム ・ANAゴールドカード | ANAカード (ワイド)・(一般) | ANAマイレージ クラブ会員 |
交換マイル数 | 交換コイン数 | |||
1〜9999マイル | 1~9,999(1倍) | |||
10,000マイル | 13,000(1.3倍) | 12,000(1.2倍) | ||
20,000マイル | 28,000(1.4倍) | 26,000(1.3倍) | 24,000(1.2倍) | |
30,000マイル | 45,000(1.5倍) | 42,000(1.4倍) | 36,000(1.2倍) | |
40,000マイル | 64,000(1.6倍) | 60,000(1.5倍) | 48,000(1.2倍) | |
50,000マイル〜200,000マイル | 85,000〜340,000(1.7倍) | 80,000〜320,000(1.6倍) | 75,000〜300,000(1.5倍) | 60,000〜240,00(1.2倍) |
50,000マイル以上交換すると、還元率が最大1.7%になることがわかります。
ですが、還元率1.7%を目指すためには、ANAの上級会員にならなければなりません。
現在のステータスが通常会員であれば、上級会員を目指してスカイコインの還元率を上げるのではなく、ANAカード(一般・ワイド)等を発行して還元率1.5%でマイルをスカイコインに交換されることをおすすめします!
他社ポイントサイトから交換する
ポイントサイトで貯めたポイントをスカイコインに交換することも可能です。
代表的なポイントサイトを上げると、PexやGポイントなどはポイントをスカイコインに移行可能です。
レートは1ポイントに対して1ポイントとなっています。
ポイントの適用は最短で即時、最長2日程度で交換できるため、直近でANAスカイコインを利用するといった場合も迅速に交換が可能です。
下記はANAスカイコインと提供しているポイントとサイトのサービス名とスカイコインの交換レートになります。
サービス名 | 交換レート |
セゾンカードインターナショナル | 永久不滅ポイント1ポイント→4.5コイン |
フォートラベル | 500フォートラベルポイント→50コイン |
アプラスとっておきプレゼント | 1ポイント→5コイン |
エポスポイント | 1エポスポイント→1コイン |
nanacoポイント | nanacoポイント500ポイント→500コイン |
Oki Dokiポイント | 1ポイント→3コイン |
ダイナースクラブ リワードポイント | 1,000ポイント→1,200コイン |
Gポイント | 1Gポイント→1コイン |
PeX | 1,000ポイント→100コイン |
ネットマイル | ネットマイル1000mile→500コイン |
ラブリィポイント | ラブリィポイント3,000ポイント→3,000コイン |
ベネポ | ベネポ500ポイント→500コイン |
ライフカード | サンクスポイント200ポイント→900コイン |
アメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード | ポイント移行コースに加入している場合、 1,000ポイント→1,000ANA SKY コイン |
ポイントの交換単位などの詳細についてはこちらよりご確認ください。
ANAスカイ ガッチャモール!を利用して貯める方法
ANAでは「ANAスカイ ガッチャモール!」というサービスを提供しています。
ANAと提携している空港店舗から、街中になるドラッグストアや飲食店などのお店でアプリを通じてガチャを回してスカイコインを獲得できるシステムです。
ガチャ1回で獲得できるスカイコインの枚数は少ないのですが、コツコツとコインを貯めていきたいという方にはぴったりの方法ですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
サービスを利用する際には、ANAマイレージクラブアプリが必要となります。
ANAスカイコインのお得な使い方
ANAスカイコインのお得な使い方は主に3つあります。
・航空券の燃油サーチャージ代
・ANAの各種ツアーの支払い
ANA国内線・国際線の航空券の予約
スカイコインはANAの国内線・国際線の航空券を予約する場合に利用可能です。
ですが、「スカイコインよりマイルで予約した方が良いんじゃないの?」と思われる方は多いのではないでしょうか。
確かに、国際線のビジネスクラスを予約する場合はマイルの価値は1マイルあたりの価値が3円〜5円程度になるため、スカイコインを利用して予約することはあまりおすすめできません。
しかし、国際線のエコノミークラスであれば、マイルの価値は1マイル辺り1.2円〜2円程度になってしまうのでスカイコインとそこまでレートの差が無くなります。
なので、マイルを利用してエコノミークラスの特典航空券を予約する場合、搭乗したい便に空席が無ければ、スカイコインを利用して予約することも一つの手であると覚えておくと良いですよ。
航空券の燃油サーチャージ代
航空券の燃油サーチャージ代に充当することも可能。
条件として、マイルを使った特典航空券との併用はできません。
すなわち、マイルとスカイコインを利用して特典航空券を完全にタダで航空券を発券することはできないので注意しましょう。
ANAの各種ツアーの支払い
ANAが提供している、ANA旅作、ANAハローツアー、ANAスカイホリデーの各種旅行プランのお支払いにスカイコインを利用することも可能です。
家族連れやカップルの方であれば、マイルを使って特典航空券を予約して、ホテル予約サイトからホテルを予約という形よりも、パッケージツアーで予約してしまう方がお得になる可能性が高いです。
複数人で旅行の計画を立てているという方であれば、ぜひスカイコインを利用してANAの各種ツアーを申し込むことをおすすめします。
ANAスカイコインのメリット
スカイコインを利用すると、ANAマイルとPPが貯まる
スカイコインを利用して、航空券の予約やツアーの申し込みなどをすると、マイルとPP(プレミアムポイント)が貯まります。
マイルを利用した特典航空券を予約した場合だとマイルの積算対象外となりますが、スカイコインで航空券を予約すると、フライトマイルを貯められるんです!
つまり、マイルの二重取りができるということですね!
空席があれば必ず予約できる
スカイコインを利用して航空券やツアー予約する場合、座席に空席があれば必ず予約できます。
例えば、マイルを利用して特典航空券を予約する場合、人気路線(ハワイ)や大型連休(ゴールデンウィークやお正月休みなど)はなかなかマイルを利用して航空券の予約を取ることが難しいです。
一方でANAスカイコインの場合、スカイコイン用の座席枠といった指定がないので、空席があれば人気路線でも大型連休でもスカイコインを利用して予約することが可能です。
マイルで予約することが難しい人気路線や大型連休に旅行する場合はスカイコインを利用して予約すると良いと思います。
ANAが提供している様々な割引と併用することが可能
ANAが提供している様々な割引と併用することが可能です。
例えば、ツアー商品を予約する際にANAカードの割引や株主優待券に付与されているツアークーポンなどを利用して安くツアーを予約できます。
ANAスカイコインのデメリット
国際線のプレミアムエコノミークラス以上を予約するとレートが悪くなる
マイルよりお得に予約できるということは多々ありますが、国際線のプレミアムエコノミークラス以上はほぼ損をします。
例えば、東京⇆ホノルルまでの往復料金は173,020円。
空港税などは特典航空券を予約する場合でも支払う必要があるので、運賃140,000円を基準に比べてみます。
この便をマイルで予約する場合は、59,500マイル必要です。
(空席待ちとなっていますがあくまで例として取り上げています。)
先ほどスカイコインの貯め方でご紹介した表に合わせて計算してみると、最高還元率が1.7%なので
59,500マイル×1.7%=101,150スカイコインと交換が可能となります。
すなわち、59,500マイルをスカイコインに交換すると、運賃額の140,000円に到達せず、約30,000円分追加で支払う必要があります。
スカイコインは国際線のプレミアムエコノミークラス以上に使うと絶対に損してしまうということを覚えておきましょう。
有効期限切れのスカイコインは払い戻しされない
予約した航空券をキャンセルする際、有効期限のスカイコインは払い戻しされないので注意するようにしましょう。
ANAスカイコインはマイルに戻すことはできる?
スカイコインはマイルに戻せるのか、ANAのお客様センターに電話で問い合わせみたところ、
「スカイコインをマイルに戻すことは一切できません」
と回答をいただきました。
元に戻すことはできないので、マイルをスカイコインに交換する場合は慎重に自分の頭でシミュレーションしてから交換することをおすすめします。
ANAスカイコインの有効期限はある?
結論から言うと、スカイコインには有効期限があります。
有効期限は交換月より、12ヶ月日の末日とされています。簡単に図で表すと、
このような仕組みになっています。
マイルの有効期限が3年であるのに対して、スカイコインの有効期限は1年と短いので、マイルの有効期限と勘違いしないようにしましょう。
有効期限切れになったスカイコインは即、失効となるので注意しましょう。
このような最悪な事態を防ぐために、有効期限を分かりやすく表示してくれるANAマイレージクラブアプリを積極的に活用しましょう。
ANAマイレージクラブアプリをダウンロードしていると、ANAスカイコインの所持数や有効期限を分かりやすく表示してくれるのでおすすめですよ!
また当サイトでは、ANAマイレージクラブアプリの使い方について詳しく紹介しているのでぜひ読んでみてください!
ANAスカイコインを利用できる対象者は?
スカイコインを利用できる対象者は、
・本人の配偶者か2親等以内の家族が旅行代表者
と定義されています。
ANAスカイコインを利用してANAの様々なサービスを利用しよう!
今回はANAスカイコインの使い方から、貯め方、有効期限など様々な角度からスカイコインについて詳しくご紹介しました。
スカイコインはマイルで予約する特典航空券と異なり、空席がある限り航空券を予約できるというポイントはかなり魅力的です。
一方で、国際線プレミアムエコノミークラス以上の航空券をスカイコインで予約してしまうとレートが非常に悪いというデメリットもあります。
あなたの状況に応じて、上手にマイルとスカイコインを使い分けてお得にANAを利用していきましょう!!