
ANAマイルには有効期限が存在します。
有効期限までに利用しないと、今まで一生懸命コツコツ貯めてきたマイルが水の泡になってしまいます。そんなことは絶対に避けたいもの。
そこで今回は、ANAマイルの有効期限が差し迫ったときに使える8つの使い道を伝授していきます。
記事後半では、普段から飛行機に搭乗する機会が少ない方に特におすすめしたい、ANAマイルを無期限にする方法もご紹介しているので最後まで読み進めてみてくださいね!
もくじ
【4月13日追記】新型コロナウイルスによる、ANAマイル・スカイコインの延長について
ANAは3月19日、2020年3月31日(火)から2021年2月28日(日)までに有効期限を迎えるマイルやスカイコインの有効期限を2021年3月31日(水)まで延長することを発表しました。
この特別措置による、お客様自身の申請等は必要なく、自動的にマイルの有効期限が延長される仕組みです。
有効期限を迎えたマイルやスカイコインや一度失効してしまいますが、翌月下旬ごろに有効期限が2021年3月31日までのマイルやスカイコインがマイレージクラブ会員のご自身の口座に積算される仕組みになっています。
まずはANAマイルの有効期限を確認しよう
ANAマイルの有効期限は利用した月から数えて3年間となっています。
上の表を見て分かるように、例えば2010年の5月23日に貯まったマイルを特典航空券と引き換えた場合、残りのマイルは2013年の5月31日まで利用できるということになります。
ANAマイルの有効期限を簡単にチェックしたい方は、ANAマイレージクラブアプリをダウンロードしましょう。
アプリを開くと、所有しているマイルがいつ失効するのか簡単にチェックすることができます。
ANAマイレージクラブの詳しい使い方に関しては以下の記事を参考してください。
ANAマイル有効期限が無効化される例外
ANAマイルの有効期限は利用した月から数えて3年間とルールが決まっていますが、このルールを無効化させる例外が存在します。
以下2種類の方法です。
ANA「ダイヤモンドメンバー」になること。(ダイヤモンドメンバーの資格が失効すると、それから3年間マイルは有効)
ANA「ミリオンマイラープログラム」で100万LTマイル(ライフタイムマイル)を達成すること。
両方の資格も、達成するためには相当な道のりを歩まなければならず、簡単に達成できる資格ではありません。
一般の方には現実的に無理な方法でしょう。
当サイトでは、「ミリオンマイラープログラム」について詳しくまとめているので気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
ANAマイルの有効期限が差し迫ったときの使い道8選
それではここから、ANAマイルの有効期限が差し迫ったときの使い道を厳選して8つご紹介していきます。
ご自身の用途に合った使い道を駆使して、なんとしてでもANAマイルの失効を避けるようにしましょう。
使い道1:ANAスカイコインと交換する
ANAマイルの有効期限が差し迫っているけど、1年以内に旅行予定のある方はANAスカイコインと交換しましょう。
ANAスカイコインは1コインを1円分として、ANAの航空券やパッケージ旅行の費用に充当できる使い勝手の良いサービスです。
また、マイルを使った特典航空券と異なり、スカイコインを使って航空券を予約する場合、座席に空席がある限り必ず予約できることもおすすめ理由の一つ。
マイルの有効期限が迫っていなくても、マイルをコインと交換し、繁忙期の航空券予約に充当する使い方もベスト。
10,000マイル以上をスカイコインに交換すると、ANAの会員ステータスや所持しているクレジットカードの種類によって還元率が異なります。
いきなりANA上級会員になることは難しいですが、せめて一般のANAカードは発行しておきたいところ。最大還元率が1.5倍と、マイレージクラブの1.2倍に比べてお得です。
ただし、スカイコインの有効期限は1年です。有効期限が過ぎるとマイルのように失効するので早めに使いたいところ。
ANAスカイコインについて詳しい情報は以下の記事を参考にしてみてください。
使い道2:約1年先の特典航空券を発券する
マイルの使い方は、特典航空券の予約が一番マイルの価値を高めてくれるので、なるべくこの方法を活用していただきたいです。
仕事が忙しく、休暇をとって旅行にいける状態じゃないという方も1年後であれば、うまく有給を使ったりして休暇を取れるのではないでしょうか?
特典航空券の場合、飛行機出発前まで無料で予約の変更ができるので、
とりあえず1年後の特典航空券を予約しておいて、都合が良ければ次の長期休暇に予約変更したりと、柔軟に対応すれば良いと思います。
ただし、特典航空券の有効期限は1年以内で、予約後キャンセルしたい場合は手数料として3,000マイル発生します。
どうしても、飛行機に乗る予定の無い方は別の使い道を利用しましょう。
ANAの特典航空券が予約できない場合に考えて欲しい5つの視点を記事でまとめています。気になる方は以下の記事を参考にsてみてください。
使い道3: ANAマイルを提携ポイントへ交換する
ANAマイルを提携サイトのポイントと交換することもおすすめ。
交換マイルは10,000マイルからとなっており、10,000マイルを10,000円分のスターバックスカードや楽天Edyと交換可能です。
還元率は1マイル=1円と特典航空券の予約に比べるとマイルの価値は落ちますが、マイルを失効させるよりはよっぽどマシ。
また、ANAは東京メトロと提携を結んでおり、マイルをメトロポイントに交換することが可能です。
ここで勘の良い人は気づいたかも知れませんが、
このようにソラチカルートを使えば、失効マイルが1000マイル程度で済み、マイルの有効期限を延長するというちょっとした小技を利用できます。
この方法はANAマイルのルールとして問題ないのか気になり、TomeCardのお客様サポートセンターに問い合わせしたところ、ANAマイルをメトロポイントに交換して再びメトロポイントをANAマイルに交換するということは可能だそうです。
ただし、メトロポイントからマイルを再び戻す場合、ソラチカルート同様に1ヶ月の上限が20,000マイル(交換後、18,000マイル)であることをお忘れなく。
TomeCardを所持されてない方は、スタバカードや楽天スーパーポイントとして交換すれば、日々の生活費の足しになりますよ。
使い道4:ホテルステイを楽しむ
飛行機を乗る機会はないけれど、少しでも日頃のストレスを解消したい!という方は、ホテルステイを楽しんでみてはいかが?
以前までは、マイルを使ったホテルの予約は一部のホテルに限定されていましたが、今では、日本全国の様々な宿泊施設の予約をマイルで行うことができるようになりました。
例えば、グランドハイアット東京は1泊35,000マイル程度で宿泊予約できます。日によっては1泊5万円以上する日もあるので、お得に宿泊できますよ。
高級ホテルだけでなく、4,000マイル前後でビジネスホテルなども宿泊できるので、コンサートやライブの遠征の宿泊費などをマイルで補うこともできます。すごく便利です。
使い道5:高級レストランやホテルレストランで食事を楽しむ
仕事が多忙でしばらく旅行なんて行けない!といった方でも、いつも頑張っている自分にご褒美にホテルや有名レストランで優雅なランチやディナーを楽しんでみてはいかが?
例えば、ペニンシュラ東京のロビーラウンジでコースランチを楽しんだり、
マイルに余裕のある方はシャングリラ ホテル東京のコースディナーを堪能するのもアリ。豪華絢爛な内装と、高層階から臨む東京の摩天楼は非日常の体験が出来ること間違いなしです!
一人当たり15,000マイルで最高級ホテルのコースディナが楽しめる点もお買い得感あり!
また、1日1組限定でメルセデスミーのディナーもおすすめ。こちらのプランは東京都23区内限定で、ベンツでレストランまで送迎と豪華特典付き。日頃の頑張っているご褒美に利用してみてはいかが?
使い道6:ANAショッピング A-styleを利用する
お家ごはんや日常のライフスタイルをちょっと贅沢なものにしたい方は、ANAショッピング 「A-style」の利用がおすすめ!
A-styleはANAオリジナルグッズから食品、アルコール類まで幅広い商品を取り扱っており、ショップ内で1マイル1円として利用することができます。
トップページの上部にある、価格帯で探すをチェックすれば、ご自身のマイル数に合った商品を検索することができます。
基本的にどの商品も高い価格設定ですが、ビールやお肉類はお買い得感のあるものが多くおすすめ。ANAと霧島高原ビールがコラボしたビール飲み比べセットや、
宮崎県産黒毛和牛の切り落としなどはコスパがよくおすすめです。その他にもお買い得商品を数多く揃えているので、一度サイトを訪問してみてください。
使い道7:ANAグローバルセレクションを利用する
ANAグローバルセレクションはA-styleと似ているショッピングサイトですが、こちらの場合、主に世界の様々な有名ブランドの商品を中心に取り扱っているショップです。
1マイル1円から利用することができ、少額のマイル数でも商品と交換できる点が嬉しいところ。また、トップページからは1マイル単位で商品を検索できるので、有効期限が迫っているマイル数に応じて交換できる商品を検索することができます。
4,000マイル以下で検索してみると、イギリスの老舗お菓子メーカーキャンベルのショートブレッドセットが3,800マイル程度で販売されていました。紅茶のお供に最適ですね。
使い道8:ANAマイルを寄付・支援する
ANAマイルを使って寄付や支援を行うことも可能です。
募金は1マイルから行うことが可能です。
例えば、平成30年度に発生した北海道地震の復興支援のためにマイル寄付が行われていました。2億マイル以上も寄付があったとは驚きです。
自分の大切なマイルを誰か困っている人のために活用するということはとても素敵なことだと思います。有効期限切れのマイル数が少なく、使い道が無い方はぜひ募金してみてはいかが?
【誰でも可能】ANAマイルを無期限にする方法
飛行機の搭乗などで加算されるANAマイルの有効期限を無効化することは難しいですが、普段のショッピングや光熱費のお支払いで貯まっていくクレジットカードのマイルを無期限にする方法はあります。
そのカードとは、ANAアメックスゴールドカード。
ANAアメックスゴールドはポイントに有効期限が無い上にポイント移行の上限がありません。
すなわち、マイルに移行さえしなければ年会費31,000円を支払っている限り、ポイントは永久に失効することはありません。
着実に普段のショッピングや公共料金の支払いでアメックスポイントを貯めていき、ここぞ!というタイミングでポイントをマイルに移行するという荒技ができます。
マイルの還元率も1%とANAマイルがたまりやすい還元率となっているので、着実にマイルを貯めて、いつかビジネスクラスの特典航空券を予約するんだ!という方にはもってこいの1枚だと思います。
ANAアメックスゴールドカードに関する詳しい情報はこちらから
ANAマイルの有効期限が差し迫っても慌てないで!
今回はANAマイルの有効期限が差し迫ったときの使い道を厳選して8つご紹介してきました。
有効期限が差し迫っているマイル数が多ければ多いほど、使い道のレパートリーは豊富です。ですが、少額のマイル数でも、ANAスカイコインに交換したり、A-styleでショッピングを楽しんだりとマイルを使い切る方法はあります。
一番起きてはならないことは、マイルの失効です。
今回ご紹介した使い道の方法を利用して、マイルの失効を全力で阻止していきましょう!