
バンコクから名古屋に向かう際にタイ航空のビジネスクラスを利用しました。
今回はタイ航空の最新機材であるA350-900のビジネスクラスの搭乗記をお届け。
シートの設備、アメニティ、機内食まで大公開していきます。
もくじ
【タイ航空ビジネスクラス以上搭乗者限定】ラウンジ内でマッサージ
タイ航空のロイヤルシルククラスまたはファーストクラス搭乗客は、ロイヤルオーキッドスパというラウンジを利用できます。ロイヤルシルククラスに搭乗する方は30分間の肩マッサージまたは足マッサージ、ファーストクラスに搭乗する方は60分間の全身マッサージを受けられます。
ラウンジでマッサージを受けられるなんて夢のようです!
ちなみに、ロイヤルオーキッドスパに関しては、ANAやシンガポール航空といったタイ航空以外の航空会社のビジネスクラスを利用する場合は入室できません。あくまでタイ航空に搭乗される方向けのサービスとなっています。
ラウンジ内はとても静かで高級感が漂います。
ラウンジの入り口で簡単な同意書を記入後、女性のセラピストの方に施術室まで案内していただきました。
ロイヤルシルククラス搭乗の方のマッサージ室は半個室のような空間です。
今回私は肩のマッサージをお願いしました。
お客さんのニーズをしっかり聞きながらマッサージする姿勢は素晴らしいと思わず感動しました。あっという間に30分経過し、マッサージ終了。
施術終了後、飲み物のリクエストを聞かれたのでジンジャーティーをお願いしました。
ラウンジにはおいしそうなお茶菓子が少しずつ置かれています。
ロイヤルオーキッドスパはワンランク上のラウンジという雰囲気でタイ航空のメインラウンジであるロイヤルシルクラウンジに比べて居心地が良いです。タイ航空を利用される方は、ぜひ訪問してみてください。
ロイヤルシルクラウンジのシャワーはイマイチだった
マッサージ終了後、ロイヤルシルクラウンジで夕食を取る前にシャワールームを利用しました。
ロイヤルシルクラウンジはコンコースC、D、Eにあります。一番利用者が多く、ラウンジの作りが広いコンコースDにあるロイヤルシルクラウンジにはシャワールームが完備されていないため、コンコースC、Eのロイヤルシルクラウンジを利用する必要があります。
今回はコンコースEにあるロイヤルシルクラウンジのシャワーを利用。
シャワールームはごくごく普通といった感じです。シャンプーやシャワージェルははタイの有名スパブランドTHANN。シャワーの水圧はまぁまぁでしたが、熱めのお湯が出ず、ぬるま湯しか出ませんでした。
そして一番残念だったポイントはアメニティが全く用意されていない点です。歯ブラシやコームも無いだけでなく、化粧水や乳液も無いのでこれは持参すべきだったと相当ガッカリしました。
シャワールームを利用される方は事前にアメニティ等は持参した方が良いかと思います。
やはりシャワールームのクオリティは羽田・成田のANAラウンジ、サクララウンジは世界ナンバーワンでしょう。
羽田空港ANAラウンジの訪問記はこちら
ロイヤルシルクラウンジで簡単に夕食
シャワーを済ませ、搭乗開始時刻までコンコースDのロイヤルシルクラウンジで過ごすことに。
スワプナーム国際空港はタイ航空の拠点となっている空港なのでラウンジもかなり期待していたのですが、想像以上に期待外れでした。
縦長のラウンジで座席が多く、開放的な作りになっているのですが、肝心なフードメニューやアルコール類の品揃えが悪い。あってもファミレスレベルです。スワプナーム空港には毎年新しいラウンジが続々誕生しており、プライオリティパス等で利用できるラウンジもクオリティが高い中、航空会社のラウンジとは思えないクオリティです。
スワプナーム空港のロイヤルシルクラウンジを利用される予定の方はあまり期待して行かない方が良いかもしれません。
ただ、ヌードルバーはあったので、簡単にヌードルとSINGHAビールで夕食をとりました。ヌードルには、小松菜や魚介の肉団子が入っており、おいしかったので3杯おかわりしてしまいました。これはおいしかった。
プライオリティパスで利用したラウンジの訪問記はこちら
タイ航空A350-900ビジネスクラスに搭乗
いよいよタイ航空のA350-900ビジネスクラスに搭乗します。
タイ航空A350-900のビジネスクラスはフルフラットシートを搭載しており、シートを倒せば簡易的なベッドに生まれ変わります。
座り心地はANAのフルフラットシートに近かったです。成田からKLまで向かう際に中距離路線ということもありマットレスが置いてあったのですがバンコク-名古屋路線の場合はありませんでした。ここはちょっと残念...
中央の座席はカップルやハネムーンでの利用がおすすめです。
液晶画面はANAやシンガポール航空に比べると小さめの作り。USB端子はディスプレイ下にあります。
座席に座ると早速CAの方がやってきて、熱々のおしぼりとウェルカムドリンクを持ってきました。ウェルカムドリンクはオレンジジュースかグァバジュースから選べたのでオレンジジュースをいただくことに。
市販でごく普通に販売されているオレンジジュースのような味でした。
さて、ここからはアメニティやビジネスクラスのシートの設備についてご紹介します。
オーディオはAKGのヘッドホン。ノイズキャンセリングタイプのものではなかったです。
スリッパ。タイ航空オリジナルのものではなくビジネスホテルによく置いてあるスリッパです。
リモコンはタッチコントロータータイプ。
ブランケットとアメニティポーチが置いてありました。タイ航空の場合は中距離路線でもアメニティポーチを配布するようです。アメニティポーチはマンダリナ・ダックというブランド。イタリアの革製品やキャリケースで有名なブランドのようです。
アメニティの中身ですが、歯ブラシ、リップクリーム、ハンドクリーム、コームといった基礎的なアメニティが入っていました。
タイ航空のB787、A350のロイヤルシルククラスに搭乗すると、20MBのWi-Fiアクセスカードが配布されます。容量が20MBと少ないため、すぐに容量オーバーとなってしまいますが、どの航空会社も国際線でWi-Fiを利用する場合は料金が発生するのでこのサービスは嬉しいですね!
タイ航空ビジネスクラスの機内食
出発前にCAの方が機内食の注文を聞きにきます。深夜便ということもあり、基本は朝食メニューですが、希望者には簡単な夕食メニューもあるそうです。
私はラウンジでヌードルを3杯も食べてお腹いっぱいだったので、朝食だけ食べることにしました。
朝食は和食、タイ料理、洋食の3種類から選べます。
タイ航空の深夜便を利用したブロガーさんを事前にチェックして「タイ航空の朝食は洋食がおいしい!」という情報を見ていたので迷わず洋食を選択。
アルコールの種類も豊富です。シャンパンの銘柄はヴーヴ・クリコ。フルボトル1本で5,000円ほどのお値段です。就寝前にお酒を飲みたかったので、離陸後にシャンパンをリクエストしました。
飛行機のベルトサインが消えると早速CAの方がミックスナッツとシャンパンを持ってきてくれました。タイ航空の良い点はシャンパンをフルートグラスに注いてくれることだと思います。
フルートグラスにシャンパンを注いでもらうとやはりリッチな気分を味わえます!シャンパンを2杯飲んだらベッドを横に倒してしばらく仮眠しました。
到着1時間半前になるとCAの方に起こしていただき、そのまま朝食スタートです。どのお料理も味付けが日本人好みになっていたので評判通り美味しかったですよ!
パンもしっかり温めてあったり、フルーツは食べやすいように一口サイズになっていたり、アスパラガスもバターでしっかり炒めてあり大満足の内容でした。
モニターを見ると朝日に照らされているA350を確認できます。外の映像をシートのディスプレイで確認できるってなんか新鮮。
そして朝食を済ませると、あっという間に中部国際空港に到着して長かった旅もこれにて終了です。
【まとめ】フライト時間が中途半端で逆に疲れてしまった
今回は人生初の深夜便のビジネスクラスに搭乗しました。正直な感想、ビジネスクラスに搭乗しているにもかかわらず、想像以上に疲れました。やはり、5時間半という中途半端なフライト時間だと仮眠も2時間ほどしか取れません。
その上、私の後ろの座席の人のいびきや寝返りがひどかったので落ち着いて眠れませんでした。(いびき対策にノイズキャンセリングのヘッドホンがあると嬉しいのですが...)
もし座席周辺の人のいびきがうるさくて眠れない!という方はCAの方に席の移動をお願いしてみても良いと思います。タイ航空の場合、日本発着路線であれば日本語対応のCAの方も搭乗しているので、英語が苦手な方でも安心ですよ!
次回タイ航空を利用する場合は、中長距離路線のビジネスクラスに搭乗してみたいと思います!